俳優の板垣李光人が30日、東京・よみうり大手町ホールで自身初のファンイベント「第一回PLM総会『すもももももももものうちか』」を開催した。
同イベントは、28日に20歳を迎えたばかりの板垣にとって初となるファンイベント。第一部、第二部の2公演で合計800人のファンが駆け付け、トークや質問コーナー、プレゼント抽選会、お見送りなどが行われた。
第一部で、オープニングBGMと共に黒の衣装で登場した板垣は、「海外のセレブがコーヒーを買いにいくときの様な、ラフな雰囲気をイメージしてスタイリングしてみました」とコメント。“20歳になった板垣”をテーマに進行したが、「20歳になった実感は、まだあまりないです」と本音を吐露し、「日付が変わった瞬間も家でずっとドラマを見ていました。お酒を飲んだりもしていないですし、そんなに実感がわいていません」と正直に話した。そこで人生初のお酒の試飲に挑戦する企画を実施。シャンパン、赤ワイン、日本酒を飲み、「(シャンパンは)あー(笑)という感じ。現段階では苦い・辛いという印象」と素直な感想を述べ、続いて赤ワインを飲むと「あまりお酒好きじゃないかもしれません(笑)。もう少しジュースっぽい方が最初はいいかもしれないですね(笑)」と苦笑い。しかし最後の日本酒は「一番好きかもしれない! 甘いですね! 日本酒がいいです!」と大絶賛し、お気に入りを見つけた様子だった。
第ニ部は、大河ドラマデビューとなった『花燃ゆ』での吉田松陰の幼少期役から、自身の人気の火付け役となったとも言える『仮面ライダージオウ』のウール役、『約束のネバーランド』のノーマン役、そして役者として転機になった作品だったと語る『ここは今から倫理です。』など、過去作をファンとともに振り返った。会場で“どの役を演じていたときの板垣が好きだったか”というアンケートを取ると『仮面ライダージオウ』のウールと『約束のネバーランド』のノーマンに投票が集中。この結果を受けて板垣自身もノーマン役は特に印象深かったといい、「白髪のビジュアル、自分でも(演じている姿を見て)かっこいいって思ってました(笑)」と自画自賛で笑いを誘った。また、ラインナップに大河ドラマ『青天を衝け』で演じた徳川昭武役が含まれていないことに気づき、「不徳の致すところ……」と反省する姿を見せ、会場を和ませた。
サプライズとして第一部は山田裕貴、第二部には浜辺美波から20歳のお祝いビデオコメントが流れ、さらに第二部では板垣の母親からの手紙も朗読されると「こちらこそありがとう、という気持ちです。こういうお仕事をさせてもらっているのも、自分の好きな格好でいることも、背中を押してもらってくれることにありがたい気持ちでいっぱいです」と涙ぐみながら、感謝の気持ちを語った。
最後には「本日は、お集まりいただき本当にありがとうございました。初めてこの様なイベントを開催させていただくということで、僕自身もすごく楽しみでしたし、色々と準備にも関わらせて頂いて、セットも自分が好きなものに合わせていただいて、素敵に仕上がったのではと思っています。インスタなど見てる人はわかると思うのですが、“あの無言の間を作る人間が、一人で話すイベントをやる”ということに緊張があったのですが、楽しんで頂けていたらとても嬉しいです(笑)」とイベントへの思いを伝えた板垣。「この様な状況下なので、色々な選択をした方がいると思うのですが、今日は皆さんに楽しんで頂けたらということで、我々も力を尽くしましたので、楽しかったと思っていただけたら幸いです」とファンに寄り添い、「また“第二回の総会”に集まれる日を夢見て、今日はここまでとさせて頂ければと思います。配信でご参加いただいた方も、次は生でお会いしましょう」と挨拶し、イベントを締めくくった。