G proportion アーキテクツは1月26日、「恵方と恵方行事」に関する調査結果を発表した。同調査は1月6日~7日、全国の家相に興味があるまたは家相を気にしている30歳以上の男女835人を対象にインターネットで実施した。

  • 「恵方」を知っていますか

「恵方」を知っているか尋ねたところ、87.7%が「知っている」「なんとなく知っている」と回答した。「知らない」は、わずか2.3%となっている。

「知っている」または「なんとなく知っている」と回答した人に、「恵方」の方位が毎年変わることを知っているか聞くと、82.8%が「知っている」と答えた。「なんとなく知っている」(14.1%)を含めるとほとんどの人が知っていることがわかった。

  • 「恵方」の方位が毎年変わることを知っていますか

「恵方詣り(参り)」を知っているか尋ねたところ、56.6%が「知らない」と答えた。13.3%は「したことがある」、15.2%が「知っているが、したことはない」、14.9%が「聞いたことがある」と答えている。

  • 「恵方詣り(参り)」を知っていますか

「恵方○○」をするか聞くと、最も多い回答は「恵方巻きを食べる」(77.1%)だった。「恵方詣り」は12.6%、「恵方置きをする」は5.1%と少数で、「特に何もしない」という人も17.7%いた。

  • 「恵方○○」をしますか

同調査によると、2022年の恵方は「壬(みずのえ)」(ほぼ北北西)。今年、恵方詣り(参り)をする場合、節分である2月3日から1週間以内(2月9日まで)に、自宅から750m以上離れた恵方「壬」にある神社・仏閣(お稲荷さんやお墓だけのお寺は除く)にお詣りする。「壬」は、北西に近い北10度(北30度を3分割して一番北西に近い北10度)。750m以上先に海などがある人はその先の陸地まで探すとよいとのこと。

「恵方置き」とは、家の中心に方位磁石を置き、恵方とは反対方位にその年の恵方を象徴するものを置いたり飾ったりすること。2022年の恵方は壬なので、反対方位は「丙(ひのえ)」(ほぼ南南東)になる。丙は、南東に近い南10度(南30度を3分割して一番南東に近い南10度)。今年はこの方位の壁に書道など墨汁で書いたものを飾るとよいという。