京浜急行電鉄は25日、ダイヤ改正の実施について発表した。土休日ダイヤは2022年2月26日、平日ダイヤは2022年2月28日に改正し、「イブニング・ウィング号」の運転本数・時刻の変更をはじめ、現行ダイヤの一部見直しを予定している。

  • 「イブニング・ウィング号」にも使用される片側2扉・クロスシートの車両2100形

「イブニング・ウィング号」は片側2扉・クロスシートの車両2100形を使用し、平日夕夜間に品川駅から京急久里浜駅・三崎口駅へ運転(品川~上大岡間ノンストップ)される座席指定列車。現在、品川駅18時45分発の「イブニング・ウィング2号」から同駅20時45分発の「イブニング・ウィング14号」まで20分おきに品川駅を発車し、「イブニング・ウィング16号」は品川駅21時17分発、「イブニング・ウィング18号」は品川駅21時47分発で運転される。品川駅を22時以降に発車していた「イブニング・ウィング20・22号」は臨時列車となっている。

ダイヤ改正で「イブニング・ウィング号」の運転本数・時刻が変更となり、品川駅18時45分発の「イブニング・ウィング2号」から同駅21時5分発の「イブニング・ウィング16号」まで、おおむね20分間隔の運転に。運転本数は現行の9本(臨時列車は除く)から8本に減便となる。ダイヤ改正後の「イブニング・ウィング2・4・6号」は品川発京急久里浜行、「イブニング・ウィング8・10・12・14・16号」は品川発三崎口行で運転される。

その他、平日・土休日ともに現行の京急蒲田駅5時19分発、羽田空港第1・第2ターミナル行の普通を種別変更した上で運転区間を延長し、品川駅5時9分発、羽田空港第1・第2ターミナル行の特急に変更。平日の日中時間帯、久里浜線の京急久里浜~三崎口間は利用状況に鑑み、11~15時におおむね20分間隔の運転とする。平日ダイヤは夕夜間、土休日ダイヤは朝および夕夜間を中心に、一部列車の種別・行先変更など実施。品川駅から各方面の最終列車も時刻が変更となる。

土休日ダイヤにおいて、品川~金沢文庫間を9~10時台に走る快特の一部列車で増結車両の行先を変更。泉岳寺行の快特4本に関して、金沢文庫駅で連結する4両編成の行先を京急川崎行から品川行に変更し、12両編成での運転区間を現行の金沢文庫~京急川崎間から金沢文庫~品川間に延長する。都営浅草線から直通する快特4本も、品川駅で4両編成を連結し、金沢文庫駅まで12両編成での運転となる。なお、土曜日の6時41分から8時41分までの間に金沢文庫駅を発車する都営浅草線直通の特急7本について、利用状況に鑑み、同駅での連結は行わないとのこと。

京急電鉄は今回のダイヤ改正に関して、コロナ禍で乗車人員が減少する中、3密回避のため朝ラッシュ時間帯の運行は維持しつつ、利用状況を踏まえ、現行ダイヤを一部見直すと説明。「今後もお客さまのご利用状況に合わせた運行ダイヤを検討してまいりますので、皆さまのご理解をお願いいたします」としている。