アントレは1月24日、「脱サラ経営者に関する実態調査」を発表した。調査は2021年11月22~25日、過去に企業勤めの経験がある20代~60代までの経営者(脱サラ経営者)551人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず「独立開業してからの年数」を尋ねると、独立5年以上10年未満では「40代」(41.2%)、10年以上では「50代」(42.2%)、逆に1年未満では「30代」(51.2%)がボリュームゾーンとなった。
また「独立時期を決めた理由」を聞くと、「元々、人生プランで設定していた時期だった」(24.5%)、「年代の変わり目など、節目の年だった」(20.9%)、「資金の準備ができた、目途が立った」(18.7%)がトップスリーだった。
そして、「独立を決意した理由」を聞いたところ、「もっと自分の自由になる仕事がしたかった」(34.3%)、「やりがいのある仕事がしたいと思った」(23.3%)、「気持ちにゆとりのある生活をしたかった」(19.3%)という結果だった。
次に「会社員・前職時代に副業はしていたか」聞くと、「していた」(26.8%)、「していなかった」(73.2%)となった。また、「副業が独立に生かされましたか」と聞いたところ、「期待以上に生かされた」(18.4%)、「期待した通りに生かされた」(48.0%)、「どちらともいえない」(24.0%)、「思ったほど生かされていない」(4.8%)、「まったく生かされていない」(4.8%)だった。
さらに、「独立前・独立初年度・現在の年収」を聞いたところ、独立初年度の年収が「300円未満」の割合は、「副業経験者」(32.0%)、「(副業)未経験者」(43.7%)となった。また、現在の年収が「1,000万円以上」と答えた割合は、「副業経験者」(12.8%)、「(副業)未経験者」(6.2%)という結果だった。