ロッテの新たなチョコレートブランド「DO Cacao chocolate(ドゥカカオチョコレート)」(1セット10粒入り2,160円/送料別)は、カカオ豆の栽培から製造までを一貫して手がけたクラフトチョコレート。1月13日にロッテグループ公式オンラインモールで数量限定発売された。
7年かけた"最高のチョコレート"
「 "素材のポテンシャルを最大限に引き出した最高のチョコレート”を届けるため、 カカオ豆の生産から携わりたい」という強い想いのもと始まった「DO Cacao Project」。
2015年のプロジェクト発足後、 理想のカカオを求めるなかでパプアニューギニアの地で生産されたカカオに出会い、カカオが持つフルーティーで力強い香りを活かしたチョコレートに仕上げたという。その歳月、なんと約7年。
プロジェクトから誕生したこのDO Cacao chocolateは、鮮烈なレーズン香と繊細な余韻を楽しむ一粒チョコレート。
チョコレートに使用しているカカオの含有率が59%、70%と異なる2種のセットで、それぞれの違いも感じながら楽しむことができる。
ミシュラン掲載「sio」の鳥羽周作シェフも太鼓判
『ミシュランガイド東京 2020』から3年連続で一つ星を獲得している東京・代々木上原のフレンチレストラン「sio」の鳥羽周作氏が、このプロジェクトの思いに共感・賛同しこのほどコラボレーション。
鳥羽氏は、「コンビニやスーパーで買うようなマスをやっているロッテさんがまさかこんなチョコレートをつくるとは思わなかった。はじめいただいたときめちゃくちゃ感動しました。イベント的にやるのではなくて自分のお店で使うレベルのものとして使いたい、本当にいいと思ってとコラボすることになりました」と話す。
鳥羽氏が考案した2つのスペシャルメニューが1月13日~25日の期間中、sioと表参道の新業態レストラン「Hotel’s」で提供される。
「静かに舌の上にのせて、まるで瞑想するようにカカオと向き合う新しい楽しみ方が提案できるチョコレート。最初にレーズンのような旨味が凝縮された甘いフルーティーな香り、だんだんと酸味が出てくる。上品でありながら個性がある。これをロッテさんがつくったというところにも体験価値がある」と鳥羽氏。
筆者もいただいたが、舌の上にのせてゆっくりと溶かす時間は、まさに瞑想。1粒でチョコレートの甘さや苦さだけではないおもしろさを感じることができる。しばらく余韻に浸れるような体験だった。
異業種と共創、カカオがアルコールやネクタイに
さらに今回のプロジェクトでは、異業種の外部パートナーと連携することでさらにカカオのものづくりの可能性を広げる共創実験にも取り組む。
DO Cacao chocolateとロッテオンラインショップで同時発売されたのは、マイクロブルワリー「新潟麦酒」と連携しロッテが初めて開発した新感覚のアルコール飲料「CACAO & HOP」(1セット3本入り2,046円/送料別)。通常ロッテ浦和工場の製造工程で出たカカオハスクは肥料・飼料として使用されるが、アルコール飲料に有効活用した。
ネクタイ専門ブランド「giraffe」オンラインショップ/店舗では、ロッテ初のネクタイ「CACAO TIE」(リーフ、トラベルベルト、レジメン千鳥の3種/各1万5,400円/送料別)を発売。
カカオハスクから染料を抽出し、環境に優しい染色法「ボタニカルダイ」で染めた絹糸を使用、京都の丹後で生地を織っている。カカオハスクならではのやさしい色合いが特徴。
このような共創実験は、今後もプロジェクトを基幹に年間を通じて複数回展開していくという。