音楽評論家・作詞家の湯川れい子が、19日に放送されるテレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』(毎週月~金曜13:00~)に出演する。

  • 湯川れい子=テレビ朝日提供

コロナ禍で音楽業界は大打撃を受け、湯川自身もイベントやコンサートが中止、大ヒット曲のカラオケ利用も減って大幅な収入減になった。最近やっと延期されていた公演などが開催できホッとしているところだという。

ラジオDJとして洋楽を紹介することから音楽評論家としての道が始まったが、洋楽へ強い興味を持つきっかけはフィリピンで戦死した兄だった。出征直前、兄が吹いていた口笛を覚えていた湯川。兄は「僕が作った曲」と言っていたが、実は真珠湾攻撃の頃米国で大ヒットした曲だった。

当時、なぜ敵国の曲を聴けたのか今となっては知る由もないが、兄は軍人一家に生まれ敵国の曲が好きとは言えず戦争に行った。生きて帰っていたら…と考えると、絶対に「平和」を守らないといけないと思うのだと語る。

また、スタジオには兄が遺した美しいイラストも登場する。