J.D.パワー ジャパンは12月23日、「コロナ禍のカーライフとモビリティ」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は6月、20歳〜69歳の計2,800人を対象にインターネットで行われた。
まず、現在自家用車を保有している人に「次に自家用車を買い替えるとしたら、いつ頃を予定していますか」と尋ねた。すると、買い替え時期を想定している人の中では、「4〜5年後くらい」が最も多い22%となり、次いで「2〜3年後くらい」が17%だった。「未定/買い替えるつもりはない」は、38%という結果に。
一方で、現在自家用車を保有していない人に「将来、自動車を保有したいと思いますか」と尋ねると、全体では「保有したいと思う」が24%、「保有したいとは思わない」が76%だった。
世代別に見ると、「保有したいと思う」割合は若年層が最も高く、39%という結果に。約4割が自家用車保有に積極的な考え方であることが分かった。
続いて、「今後、車の保有を検討すると思うのはどのような理由ですか」と聞いてみたところ、「生活する上で必要」(72%)が最も多く、次いで「行動範囲が広がる」(47%)、「プライベートな移動空間を持ちたい」(30%)、「運転するのが好き」(28%)、「車で出かける機会が増える・増えそう」(27%)が続いた。
世代別では、若年層では「行動範囲が広がる」(53%)、「車で出かける機会が増える・増えそう」(45%)、「プライベートな移動空間を持ちたい」(35%)、「公共交通機関の利用を減らしたい」(18%)が他の世代よりも高い傾向に。また、「ステータスを感じる」(15%)についても他の年代より多くなっている。
一方で、シニア層では「レンタカーやカーシェアは不便」(24%)、「レンタカーやカーシェアで他人と車を共有することに抵抗がある」(19%)、 「運転するのが好き」(31%)が他の世代よりも多く見られた。
次に、車の利用の仕方について興味があるものについて質問。すると、「アウトドア(トレッキング、デイキャンプ、釣りなど)」 「車内で音楽や映画を楽しむ」 が共に最多で28%、以下「車中泊の旅行」(22%)、「車を利用した電力供給」(13%)、「ぺット連れの旅行」(11%)が続いた。
「次に(将来)自家用車を購入するとしたら、どのようなエンジンタイプを検討すると思いますか」と尋ねたところ、最も多かったのは「ハイブリット」で53%、次いで「ガソリン」(48%)、「電気(EV)」(25%)、「プラグインハイブリット(PHV)」(18%)、「燃料電池/水素」(12%)、「ディーゼル」(10%)が続いた。