ビジネスにおいて欠かせないのが「電話対応」。仕事をしていると社内外から毎日いろいろな電話が掛かってくるが、ときにビックリするような電話を受けることも……。今回は、マイナビニュース会員317名に、「仕事の電話で他の人の言動にびっくりしたことがあるか」聞いてみた。

Q. 仕事の電話で他の人の言動にびっくりしたことはありますか?

はい 44.5%
いいえ 55.5%

Q. (「はい」と答えた方にお聞きします)誰のどんな電話にびっくりしましたか? 具体的に教えてください。(自由回答)

言葉遣いがおかしい

・「クライアント相手に友達のような言葉使いで話している人がいました。マナー、常識がなく残念な人だと思いました」(45歳男性/東京都/その他/専門職関連)
・「敬語を使えずタメ口で話してきました」(52歳男性/神奈川県/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「会ったことがないのに、タメ口で話してきたり、人の話を聞かない人」(53歳男性/東京都/コンピューター機器/営業関連)
・「言葉遣いが、社会人としてあり得ない」(42歳男性/長野県/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
・「敬語が正しく使われていなかった」(57歳男性/東京都/教育/IT関連技術職)

いきなりキレる

・「突然怒りだした人がいて、とてもビックリしたことがありました」(57歳男性/千葉県/海運・鉄道・空輸・陸運/IT関連技術職)
・「めっちゃぶちギレていた」(58歳男性/宮城県/その他/事務・企画・経営関連)
・「急に怒りだした」(43歳男性/愛知県/輸送用機器(自動車含む)/メカトロ関連技術職)
・「いきなりキレられた」(38歳女性/兵庫県/その他/事務・企画・経営関連)
・「営業電話を断ったら、逆ギレされて言い合いになった」(49歳男性/東京都/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)

間違い電話だった

・「間違い電話をしているのに一向に切らないこと」(37歳男性/滋賀県/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「間違い電話ですね」(49歳男性/千葉県/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
・「多分顧客だと思うが、間違い電話なのにそれに気づかず、長々とクレームしてきた電話に出たことがあります」(47歳女性/埼玉県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)

早口

・「おそろしく早口だった」(54歳女性/北海道/不動産/営業関連)
・「早口で何を言っているかわからないとき」(35歳女性/福井県/専門店(ファッション・服飾関連)/販売・サービス関連)

ガチャ切りされた

・「思いっきりガチャ切りした人」(30歳男性/兵庫県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「電話の切り方が雑で、受話器を耳に当てているのにガシャンとうるさく切られて不愉快な思いをした」(42歳男性/大阪府/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

「もしもし」と電話に出る

・「取引先で出たのが新入社員だったらしく、電話に出た瞬間に『もしもし〇〇ですけど』と自分の家のように電話に出た」(42歳男性/埼玉県/食品/営業関連)
・「電話が鳴ったので、先輩が受話器を取ると会社名を言わず『はい、もしもし』しか言わなかった人がいた」(38歳女性/富山県/専門店(食品関連)/その他技術職)

迷惑な営業電話

・「外部からの営業電話で、強引に電話回線の契約をしようとしてきたこと」(29歳男性/千葉県/化粧品・医薬品/営業関連)
・「心当たりのない保険会社から平日の仕事中に掛かってきて『ただいまお時間よろしいでしょうか』と断りも入れずに売り込みを始められたとき」(58歳男性/東京都/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

エラそうな態度

・「まったく無知にもかかわらず、言動が驚くほど横柄」(49歳男性/兵庫県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「下請け会社に電話して社長への取次を依頼したところ『社長は忙しそうにされていますので、改めて電話してください』と上から目線の対応に驚いた」(53歳男性/兵庫県/不動産/専門職関連)

名乗らない

・「自分の名前を言わずに『だれだれさん出してくれ』と言うだけで、『どなたさんですか』と聞き返したら最後には怒り出す」(70歳男性/大阪府/サービス(その他)/事務・企画・経営関連)
・「他支社の社員からの電話で、自分の名前を名乗らずに用件をいきなり話し始める人」(41歳男性/埼玉県/その他/事務・企画・経営関連)

その他

・「取引先の電話口の後ろから『今忙しいから適当に理由付けて切れ』という声が聞こえてきた」(42歳男性/群馬県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「取引先の人。用があってかけてきたのかと思っていたら、何の用も無かったこと。ただ雑談しただけで終わった」(49歳男性/岡山県/電力・ガス・エネルギー/メカトロ関連技術職)
・「物を食べながら会話していた」(61歳男性/埼玉県/フードビジネス(総合)/販売・サービス関連)
・「『うわぁああっ』と相手が叫んだあと物凄い音がした。どうやら携帯電話で話しながら運転をして事故に遭ったそうだ。ながら運転ダメ、ゼッタイ」(40歳男性/山口県/海運・鉄道・空輸・陸運/その他・専業主婦等)
・「『ちょっと待ってください』と言われたのに、その後何もなく延々と待たされた」(50歳男性/群馬県/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職)

総評

仕事の電話で他の人の言動にびっくりしたことが「ある」と答えた人は44.5%だった。具体的には「言葉遣い」に関するエピソードが多く、「友人と話しているのかなと思ったら、得意先だったのでびっくりした」「部下からの電話で、上司の私に対して、友達感覚でタメ口で会話されたので苛ついた」などの回答が寄せられた クライアントや上司に対して「タメ口」とは驚きだが、本人に悪気はなく、"フレンドリー"に対応しているつもりなのかもしれない。

「敬語の使い方がおかしい」「言葉遣いが乱暴」「ケンカ口調」といった苦言も散見された。電話は顔が見えず、声だけのコミュニケーションのため、言葉遣いはもちろん声のトーンや話し方も重要。どんな言葉で、どんな話し方をするかで、会社やその人の印象が大きく左右されるため、改めて意識したいものだ。

電話口で「突然キレられた」という回答も多かった。クレームの電話をかける人は頭に血がのぼっているため、第一声で罵倒されることも。「相手は自分の担当ではなく、たまたま私が取った電話だった。相手も確認せず怒鳴り散らすのはやめてほしい」との声もあったが、仕事をしていると、こうした理不尽な思いをすることがあるものだ。

他にも、「自分の名前を間違えられた」「電話に出た瞬間FAXを流された」「方言がわからなかった」「お客様に電話をしたら明らかに本人なのに違いますと嘘をつかれた」など、さまざまなびっくりエピソードが寄せられた。皆さんも同じような経験をしたことがあるだろうか。

調査時期: 2021年9月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 317名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません