学情は12月22日、2023年卒学生対象「就職人気企業ランキング」を文理別で比較発表した。調査は2021年4月1日~10月31日、2023年3月卒業予定の全国大学3年生、大学院1年生8,249人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず文系のトップ3は、1位「伊藤忠商事」、2位「講談社」、3位「集英社」だった。同社は「『マスコミ』人気が高まっていることが分かります。特に『出版』など、『自宅で楽しめるエンタメ』が順位を伸ばしています」とコメントする。
次に理系のトップ3は、1位「味の素」、2位「旭化成」、3位「アサヒ飲料」だった。また、4位「ロッテ」、5位「キューピー」と食品への人気が集まっている。
同社は「理系学生は『ジョブ型』を好む傾向も明らかになりました。トップ10に入った企業はすべて『R&D』や『データアナリスト』など『職種別』の採用を実施しています。研究や開発など配属領域が明確な企業で、理系としての知識や研究内容を活かして仕事をしたいという意向が伺えます」と指摘する。