「プルーム・エックス (Ploom X)」用たばこスティック「メビウス・オプション」2銘柄の発売を記念し、紅櫻蒸溜所がオリジナルクラフトジンを開発した。北海道札幌市で行われた内覧会で、メビウス・オプションとともにその味わいを確かめてみよう。
紅櫻蒸溜所が開発したプルーム・エックスのためのジン
JTは11月26日、高温加熱型の加熱式たばこ用デバイス「プルーム・エックス (Ploom X)」で利用できるたばこスティック「メビウス・オプション・パープル」「メビウス・オプション・イエロー」を、全国のコンビニエンスストアおよびたばこ販売店などで発売開始した。
同社の加熱式たばこ用スティックとして初となるカプセル入り商品で、「メビウス・オプション・パープル」にはベリーカプセルを、「メビウス・オプション・イエロー」にはシトラスカプセルを搭載。吸い口に内包されるカプセルを潰すことで、その瞬間から華やかな香りが楽しめるのが特徴だ。
この「メビウス・オプション」と最上のマリアージュを実現するために紅櫻蒸溜所が開発したのが、オリジナルクラフトジン「#0513 Purple Moon」と「#0216 Yellow Breeze」。紅櫻蒸溜所の代表ブランド"CraftGin914"の「#0101」をベースにオリジナルレシピを考案し、メビウス・オプション・パープルおよびイエロー、それぞれの個性を引き立てる深い味わいを生み出したという。
この「#0513 Purple Moon」と「#0216 Yellow Breeze」は、全国にあるPloom Shopの一部で、来店したPloomデバイスをお持ちの「CLUB JT」「Ploom X CLUB」会員に向けて12月16日より無料提供されており、メビウス・オプション・パープルおよびイエローとのマリアージュが楽しめる。
メビウス・オプションとクラフトジンの華やかなマリアージュ
北海道自由ウヰスキーが運営する紅櫻蒸溜所は、2018年4月、札幌の紅櫻公園に誕生した北海道初のジンの蒸溜所。「自由な世界、自由な発想、自由な価値観を」というコンセプトの元、少量生産と製法、北海道ならではの素材にこだわり、個性豊かなジンを製造している。
同社のブランド「CraftGin9148」はアート作品として考えられたもので、ジョージ・オーウェルのSF小説「1984」から名付けられたという。科学実験用容器にも見える特別に発注したボトルには、北海道在住のアーティストがデザインしたラベルが貼付されている。
同社の代表作「#0101」には、ジンの香りの元となるジュニパーベリーのほか、日高昆布、干し椎茸、切り干し大根などの日本のうま味が含まれている。鍋物やお寿司といった食べ物とも合わせやすいスッキリとしたお酒だ。
これに対し「#0513 Purple Moon」は、「#0101」をベースにセイロンニッケイ種のシナモンを加え、華やかで上品な香りと清涼感をプラス。メビウス・オプション・パープルが放つベリーの香りの甘さに潤いを与え、口触りの良いまろやかなマリアージュを実現した。
「#0216 Yellow Breeze」は、「#0101」に甘みと香りのバランスを考えて選定されたアールグレイ茶葉を加え、柔らかな香りで清涼感を引き立てている。紅茶の香りが、メビウス・オプション・イエローの酸味を感じる爽やかなシトラスの香りに深みを与えるマリアージュだ。
「メビウス・オプション・パープルとイエローの香りが『1』、#0513 Purple Moonと#0216 Yellow Breezeが『1』としたとき、その1と1が合わさって"2"になるのでは面白くない。2つが合わさったとき、他のものが思い浮かぶようでないといけません。例えばイエローであれば、シトラスでもアールグレイでもなく、レモンティーのような別のなにかに発展するようにしています。今回はイメージしやすい香りにしましたが、次の機会があれば、よりチャレンジングな組み合わせにするかもしれません」と、北海道自由ウヰスキー 取締役社長の林英邦氏はレシピに対する考え方を話した。
なお、紅櫻蒸溜所のジンを楽しむのであれば、ブランデーグラスのような香りを楽しめるグラスがオススメだという。内覧会では9148オリジナルグラスが用意されていたが、タンブラーとはまったく香りの立ち方が異なっていた。
加熱式たばこの嗜好品としての楽しみ方を広げるコラボ
「プルーム・エックス」は、新しい時代のたばこの楽しみ方を追求した次世代の加熱式たばこデバイスだ。その理念は「TRULY UNIQUE」、つまり一人ひとりの個性を尊重し、上質でユニークな体験を提供することにある。JTは最後に、今回の商品を企画した理由と、コラボレーションにかける想いを次のように話した。
「紙巻きたばこや葉巻たばこには文化があり、お酒とも友に楽しまれています。しかし、加熱式たばこはどこかガジェット的な印象が強く、嗜好品としてのイメージがまだありません。この新しいカタチのたばこに、嗜好品としての価値を届けたかったんです。ではどういうかけ算をしたら良いのか……と考えたとき、紅桜蒸溜所さんに"味と香りにこだわり、本物の個性を追求する"というプロダクトへの共通した想いを感じ、開発を依頼しました。プルーム・エックスとメビウス・オプション、そしてクラフトジンのマリアージュをぜひ多くの方に試していただきたいと思います」