お笑いコンビのかまいたちが司会を務める『M-1打ち上げ by ストロングゼロ』が19日24時より配信され、『M-1グランプリ2021』のファイナリストたちが決勝戦を振り返った。

  • 敗者復活戦から決勝進出を決めたハライチ

今年のテーマ「みんなよくやった! 笑って、乾杯!」に則り、山内健司からそれぞれのコンビを称える“賞”が贈られた。()内は決勝戦ファーストステージでの点数。

■ランジャタイ「爪痕残した賞」(628点)

かまいたちのパネルを連れてきたり、マグロ寿司から電話がかかってきたりと、打ち上げでもランジャタイワールドがさく裂。山内は「点数どうなるんだろうなと思ったら審査員がすごく考え込んでて、それ込みで面白かった。得しかない10位」と評価した。

■ハライチ「見たことない岩井を見せたで賞」(636点)

敗者復活戦から勝ち上がってきて決勝の舞台に立った岩井勇気の第一声「遅くなりました」について濱家隆一は「死ぬほどかっこよかった」としみじみ。敗者復活戦と決勝でネタを変えたことについて「基本は敗者復活戦のネタやるんじゃないですか?」と聞かれた岩井は「やっていいんですか?」としらを切りつつも「2回やるの飽きるじゃないですか」と吐露し、濱家に「M-1で楽しむことを優先できるのはすごい」と驚かれていた。

■モグライダー「トップでもったいない賞」(637点)

トップ出番について芝大輔は「それも含めてM-1」と納得しつつも、濱家に「皆トップじゃないモグライダーも見たかったと思う」と言われると「トップじゃない出番でやってみたかった気持ちもある」と語った。ともしげは「トップで緊張はしましたけども、開き直ってやろうかなって」と言い、山内は「トップであのウケは相当やばい」と評価。トップバッターとしては歴代最高点だったことも明かされた。

■真空ジェシカ「センスがあって良かったで賞」(638点)

モグライダーのコメントに、川北茂澄は「聞いたところによると、僕らも5番手では歴代6位くらいだったとか……」と乗っかり、濱家に「それ言い始めたらキリない」とツッコまれる。山内は川北へ「“売れる前の芸人顔”してる。数年後売れて『売れてないときこういう感じだったんですよ』っていう顔」と、将来性を見出すコメントをした後「100%のたとえやと思う」と自画自賛。濱家に「完璧にできた?」と聞かれると“敗者コメント”については悔いが残ると本気か冗談か分からないような回答で“らしさ”を見せた。

■ゆにばーす「ネタを磨きに磨き抜いたで賞」(638点)

濱家が「審査員の方も言ってましたけど、男女コンビでやる中で最強の設定じゃないですか」「非の打ち所ないよな。お互いの言っていることが間違ってないのにお笑いになるって最強じゃない?」と絶賛すると、川瀬名人は「正直、点数が伸びなかった理由が全然分からなかったです」と自信。はらは「全く同じです」と同意しながらも、直前にネタを披露したモグライダー、ランジャタイを振り返り「物足りなさは出てたのかな」と吐露した。

■もも「4年目で大したもんで賞」(645点)

決勝進出が決まったときの心境を聞かれたせめる。が「ガッツポーズしてしまったのが恥ずかしくて、すぐ頭をかきました」と照れると、濱家は「そのまんま顔やん」ともものネタにならってコメント。決勝では「僕が一番ウロウロしてたんじゃないかなって」と緊張していたまもる。に対しせめる。は「僕は全然緊張しなくて『テレビだな』くらいの感じでした」と落ち着いていたことを明かした。濱家が「俺ら4年目のときめっちゃおもんなかったよな」とこぼすと、山内は「絶対決勝なんて無理だったよ」と頷いた。

■ロングコートダディ「肉うどん賞」(649点)

山内が賞を発表すると、兎は「そのまんまじゃないですか」濱家は「疲れたんか! うどん屋がもらう賞や!」とツッコむ。堂前透は、この打ち上げのトーク構成がゆにばーすまでは2組ずつ、4位のロングコートダディからは1組ずつになったことに触れ「4位だったんですけど、トークは僕らから1組ずつになったし、ネタも2本目を温存できたので実質優勝かもしれないです」と前向き。兎は2本用意していたネタについて「強いほうを1本目に持っていったが、2本目は好きなネタだったのでやりたかった」と悔しさを語った。