ソウルウェアは12月16日、「アフターコロナにおける企業の働き方」の調査結果を発表した。調査は11月10日〜17日、20代〜60代の会社員542名を対象にインターネットで行われた。

  • テレワークの継続について

    テレワークの継続について

調査によると、 現在、テレワークを「実施している」企業は32.8%。そのうち、「テレワークを継続する、または継続予定」の企業は、実に90.1%に達した。テレワーク継続の理由を聞くと「業務に支障がなかった」(59.1%)が最多で、次いで「社員から好評だった」(33.8%)、「生産性が上がった」(29.2%)、「残業が減った」(26.6%)と続いた。

  • テレワークの課題

    テレワークの課題

続いて、「現在テレワークをしている」「以前はテレワークしていたが今はしていない」と回答したテレワーク経験者にテレワークへの不満について聞くと、59%が「不満がある」と回答。

そこで、テレワークの課題を教えてもらったところ、「オン/オフの切り替えが難しい」(35.5%)、「オンライン会議がやりづらい」(28.4%)、「生産性が下がった」(24.1%)、「社内評価制度が未整備」(19.9%)、「孤独を感じる」(19.9%)、「やりがいを感じづらい」(19.9%)が上位にあがり、不安や孤独などメンタル面での“テレワーク疲れ”を強く感じていることがうかがえた。

  • 勤怠管理の方法

    勤怠管理の方法

続いて、勤怠管理について調査を行った。その結果、勤怠管理の方法は「タイムカード」(26.4%)、「クラウドツール」(20.9%)、「パソコンの起動時間」(14.8%)が上位に。また、「タイムカード」(26.4%)、「紙・申告用紙」(12.7%)、「Excel記入」(12.1%)、「メール報告」(9.6%)といった旧来的な方法が6割(60.7%)を占めた。

テレワーク実施別に勤怠管理方法を見ると、テレワーク実施中であると回答した人は、「クラウドツール」(34.5%)、「自社開発ツール」(22.8%)、「パソコンの起動時刻」(24.6%)が上位に。一方、「以前テレワークをしていたが今はしていない」「テレワークしたことがない」と回答した人の勤怠管理方法トップ3は、「タイムカード」(48.5%)、「クラウドツール」(38.9%)、「パソコンの起動時刻」(26.9%)となり、オンライン上で手間なく完結できる勤怠管理方法をとることが、テレワーク導入の第一歩であると考えらえる結果となった。

  • コロナ下の業績と勤怠管理の徹底

    コロナ下の業績と勤怠管理の徹底

次に、コロナ下での勤務先の業績を聞いたところ、「業績が上がった」(6.3%)、「業績がやや上がった」(14.0%)と回答した人は2割(20.0%)、「業績は変わらなかった」(37.8%)まで含めると58%となった。

また、業績向上したうちの8割(82%)が勤怠管理を徹底していることが明らかに。業績が下がったと回答した人に比べて、勤怠管理の徹底率が高く、業績安定の鍵は勤怠管理にあることがうかがえた。