いつの間にか街はクリスマスムード一色に。そんな時期に聞かれる「サンタさんはいるの?」という子どもからの質問に困った人もいるのでは? 世の親たちはいかにしてサンタクロースが来たように見せかけているのか、今回は子どもを持つ20~60代のマイナビニュース会員503人に調査した。

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クリスマスまで残り1週間。手軽にできる方法から大掛りなアイデアまで、さまざまなアリバイ工作紹介していく。悩む人がいればぜひ参考にしてみてほしい。

アリバイ工作をした・する人の割合は?

これまでお子さんにサンタを信じ込ませようと何かしら工夫をしましたか? または今年何か工夫をしようと思いますか?

  • これまでお子さんにサンタを信じ込ませようと何かしら工夫をしましたか? または今年何か工夫をしようと思いますか?

はい(52.7%)
いいえ(42.3%)

はじめにサンタを信じ込ませるためのアリバイ工作をした、またはする予定かどうかを尋ねたところ約5割の人が「はい」と回答した。

そこで「はい」と答えた人を対象にどんなアリバイ工作をするのか、詳細を尋ねてみた。

1. 王道! 「寝ている間にこっそりプレゼント」

まずは王道スタイルから紹介。

・「まだ子供が幼稚園生だった頃、寝ている子供の枕元にクリスマスプレゼントを置いていたこと。誰が置いたか聞かれても「知らない。サンタさんじゃないの?」とはぐらかしていた」(55歳男性)
・「サンタさんからのプレゼントと親からのプレゼントの両方を用意してサンタさんからは夜中に枕元に置いておいた」(48歳女性)
家庭によってはサンタさんとは別の贈り物を用意するなど、こっそり枕元に置くだけでないプラスアルファの工夫をしているようだ。

2. サンタさんをお出迎え 「子どもたちに準備をしてもらう」

続いては、子どもたち自身でサンタクロースのために準備をするパターン!

・「サンタがお家に来てくれるように靴下を用意したり、欲しいものをお手紙に書かせたり、キレイなお家が好きだからと年末の大掃除を分担してやらせている」(41歳男性)
・「2階の子供部屋の窓のカギを開けておかないとサンタさんが入ってこれないからと、子供たち自身に子供部屋の窓のカギを開けさせてから寝かせる」(59歳男性)
・「下の5歳の子どもがサンタクロースを信じているので、靴下の中に英語で自分の欲しいものを書いて入れている予定」(41歳女性)

中にはサンタクロースを理由に、掃除などをお手伝いをさせている家庭もあった。子どもたちも楽しめると同時に家もきれいになる、一石二鳥なアイデアだ。

3. 手が込んでる! 「サンタが来た痕跡を残す」

サンタが来る前ではなく、訪れた形跡を演出する工夫も。

・「サンタさんのサイン色紙を枕元に置いておいた」(50歳女性)
・「サンタの忘れ物をプレゼントの近くに置く」(45歳男性)
・「サンタの格好をして枕元ににプレゼントを置く様子をムービーで録画して翌日、子供と一緒に見た。感動してました」(60歳男性)
・「サンタに手紙を書いてツリーにぶら下げておく、当日はお菓子と飲み物をおいておいて、朝子供が起きる前に少し減らしておく」(男性49歳)

痕跡の残し方も人それぞれ。子どもの夢を壊さぬよう、趣向を凝らしたアリバイ工作についつい笑みがこぼれる。

4. 誰かヘルプ! 「第3者にサンタを依頼」

親自身ではなく第3者にサンタクロースを演じてもらうパターンを紹介!

・「毎年サンタさんの衣装を着たアルバイトが自宅までプレゼントを配達してくれるおもちゃ屋さんが近所にあったので、そこでおもちゃを買ってサンタさんから子供に手渡ししてもらった」(63男性)
・「息子の誕生日が12月24日なので、冬休みもあり家を留守にする形で4泊程度の旅行をしていました。近くに住んでいる、義母にお願いし、留守の間にプレゼントを寝床に置いてもらいました。旅行から帰るころには、息子が「サンタさん家に来たかなあ」とよく心配をしていました」(52歳男性)
・「何が欲しいかを、それとなく聞いて購入、バイトのサンタさんに来てもらい、事前に渡しておいたプレゼントを渡してもらった」(56歳男性)

親自身ではなく第3者に登場してもらうことで、サンタクロースの存在がよりリアルに。最近はサンタに扮するバイトもあるとのことだが、それだけ求めている人がいるのだろう。

5. ケタ違い‥‥! 「煙突設置」

続いては、なんともスケールが大きい事例を紹介。

・「暖炉に煙突を増設します」(女性30歳)
・「西洋風の家を建てた。煙突およびトナカイ用の休憩所まで作った」(65歳男性)

そう簡単にはできないダイナミックなアリバイ工作。ただ、筆者が1番気になるのは、トナカイ用の休憩所はクリスマス以外の日はいかにして使われているのだろうか……。ここまでして「サンタクロースはいる」と信じこませようとする、親たちの努力はすさまじい。

6. そのほか、親たちの工夫とは?

そのほか、ユーモアあふれる回答はこちら。

・「暖炉の掃除。サンタクロースへのおやつと飲み物、トナカイのエサを用意する。昔アメリカに住んでいたので」(60歳女性)
・「言うことをきかないときは、プレゼントを遅らせる」(58歳男性)
・「ローマ字の筆記体で書いてプレゼントと共に枕元に置いた」(50歳女性)
・「サンタクロースから書いたという手紙を本当の郵便で本人宛に送り信じこませた」(49歳男性)
・「サンタレーダーを見る」(男性54歳)

「サンタレーダー」とは? と思う人もいるかもしれないが、実は「北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)」がサンタクロース追跡サイトなるものを毎年公開しているそうで、なんと世界中を巡るサンタクロースの様子を見ることができるそうだ。

今年は事前にサンタレーダーをみて、親子で楽しんでみるのもいいかもしれない。


いかがだっただろうか。微笑ましいエピソードから少しびっくりするような内容まで、これまで知ることのなかった親の隠れた努力を見たような気がした。必死に喜ばせようとするその気持ちと工夫が、今年も世界中にあふれることだろう。

もしアイデアがまだないという人は、ぜひ本アンケートを参考にサンタクロースの思い出を子どもに届けてみてはいかがだろうか。

調査時期: 2021年12月4日
調査対象: 20~60代の子ども持つマイナビニュース男女会員
調査数: 503人
調査方法: インターネットログイン式アンケート