帝国データバンクは12月15日、「オミクロン株に対する企業の見解」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は11月16日~30日、全国2万3,679社を対象に行われ、1万1,504社(回答率48.6%)から有効回答を得た。

  • 今後の業績への影響

    今後の業績への影響

オミクロン株による自社の今後の業績への影響について聞いたところ、55.4%の企業が「ややマイナスの影響がある」(29.9%)あるいは「マイナスの影響がある」(25.5%)と回答。具体的には、「再度、気分・ムードが自粛方向に向かうことを懸念する」「外国人技能実習生の入国ができなくなり、生産力低下が顕著に出ている」など、「不安」や「懸念」といった警戒感を示す声があがった。

他方、「免疫力を高めることについて注目が集まっている。乳酸菌市場にはプラスに働いている」「感染の再拡大となれば、これまでと同様に再び巣ごもり需要も見込まれる」など、「(やや)プラスの影響がある」と見込む企業は2.1%。「影響はない」(22.1%)と回答した企業を合わせると、約4社に1社は悪影響がないと考えていることが明らかに。また、「どれだけの影響があるか現時点不明」といった声にあるように、約5社に1社が「分からない」(20.4%)と回答した。

  • 今後の業績への影響(規模別・業界別・地域別)

    今後の業績への影響(規模別・業界別・地域別)