マイナビ転職は12月16日、「2021年11月度正社員の平均初年度年収推移レポート」を発表した。

調査は11月1~30日、マイナビ転職に掲載開始された求人情報から「雇用形態が正社員以外」「厚生労働省『国民生活基礎調査所得の分布状況』を元に、所得金額上側1%を外れ値として設定」し、各求人に掲載されている初年度年収の下限と上限の中間の値を平均値として「初年度年収」を算出している。

調査結果は以下の通り。まず「11月の全国平均初年度年収」は453.6万円で、前月から1.0%(4.7万円)減少し、前年同月から0.6%(2.6万円)増加している。

  • 11月の全国平均初年度年収

また、業種別に平均初年度年収をみると、全体では「IT・通信・インターネット」(505.3万円)、「コンサルティング」(487.2万円)、「不動産・建設・設備」(485.2万円)とトップスリーとなった。また、未経験者で「平均初年度年収が高い業種」は「コンサルティング」(468.3万円)、「不動産・建設・設備」(455.6万円)、「IT・通信・インターネット」(454.7万円)だった。

  • 平均初年度年収ランキング(業種別)

さらに、職種別に平均初年度年収を見ると、「コンサルタント・金融・不動産専門職」(542.5万円)、「ITエンジニア」(535.6万円)、「建築・土木」(503.2万円)がトップスリーとなっている。

そして、未経験で「平均初年度年収が増加した職種」は「企画・経営」(106.4%)、「クリエイティブ」(103.3%)、「医療・福祉」(102.1%)という結果だった。

  • 平均初年度年収ランキング(職種別)