東武鉄道は、東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線などで2022年3月12日にダイヤ改正を実施すると発表した。東京メトロ日比谷線から直通する座席指定制列車「THライナー」は平日夕夜間の運転時間帯を変更。霞ケ関駅を17~21時台の毎時2分に発車する。

  • 座席指定制列車「THライナー」はロング・クロスシート転換車両70090型で運転される

座席指定制列車「THライナー」は、ロングシート・クロスシートに転換可能な座席を配し、各座席にコンセントやドリンクホルダーなどを備えた東武鉄道の車両70090型で運転。朝の時間帯に久喜発恵比寿行2本、夕方以降の時間帯に霞ケ関発久喜行5本を設定し、伊勢崎線・東武スカイツリーラインから東京メトロ日比谷線へ直通運転を行う。運転時刻は平日・土休日で異なる。

平日夕方以降に運転される「THライナー」は現在、霞ケ関駅を18~22時台の毎時2分に発車している。東武鉄道の発表によれば、「時差出勤やテレワーク等働き方の多様化が進み、夕方早い時間帯の帰宅需要の高まり」を受け、ダイヤ改正に合わせて霞ケ関発久喜行の運転時間帯を1時間早めることで、「ゆったり快適な着席サービス」を提供するという。

これにともない、霞ケ関駅を22時2分に発車する現行の「THライナー9号」は運転取りやめに。ダイヤ改正後、新設の「THライナー1号」が霞ケ関駅17時2分発、「THライナー3号」が霞ケ関駅18時2分発、「THライナー5号」が霞ケ関駅19時2分発、「THライナー7号」が霞ケ関駅20時2分発、「THライナー9号」が霞ケ関駅21時2分発に。所要時間は現行の列車とほぼ変わらず、霞ケ関~久喜間を1時間17分で結ぶ。