まだまだ新米おかあさん「『おっぱい、バイバイ』のタイミング」

授乳シーンというと、どんなイメージでしょうか。やさしく子を見つめる母親と、目をとじて穏やかな顔で寄り添う赤ちゃん。授乳ケープの隙間から控えめにお乳を出し、赤ちゃんがそっと口に含む様子はしあわせそのもの。聖母マリアのような神々しさすら感じるかもしれません。わたしもそうでした。

しかし実際は…。慣れない授乳に気づけばいつも半裸状態。ヨレヨレの姿で格闘しながら、痛いわ暑いわ吐くわ、汗と母乳で両者はベタベタです。

特に生後1〜2ヵ月は、あちらもこちらもおっぱい初心者。需要と供給のバランスもなかなか整わず、あちらが吸えばこちらが枯渇し、こちらが痛いほどパンパンに張ってもだえていても、シャワーのようなおっぱいはうまく飲めずにごぼっと吐く始末。最初の1ヵ月は切れたり裂けたりにも悩まされ、授乳のたびに激痛が走り、軟膏が手放せませんでした。

そう、おっぱいタイムは聖母マリアのおもむきどころか、「いざゆかん…!」と毎回歯を食いしばって挑むチャレンジタイムでありました。