マムズは12月9日、「産後」に関する実態調査の結果を発表した。調査は11月9日〜10日、25〜49歳の出産経験のある女性321名を対象にインターネットで行われた。
産後つらかったことを教えてもらったところ、1位「身体的疲労」(67.6%)、2位「24時間新生児をケアすることへの負担」(64.5%)、3位「寝られなかったこと」(58.9%)が上位に。
また、「出産後の母体へのダメージは、全治2カ月のケガを負った状態と同じと言われています。実際に産後そのくらいのダメージを感じましたか?」と聞くと、39.9%が「非常に感じた」と回答。「やや感じた」(32.7%)という人を合わせると、7割超が産後「全治2カ月のケガのダメージ」を実感していることがわかった。
続いて、「産後精神的に不安定になりましたか?」と質問したところ、「非常に不安定だった」が32.5%、「やや不安定だった」が44.5%という結果に。具体的には、「イライラした」(56.0%)、「落ち込みやすかった」(53.2%)という状態であった人が多かったほか、「漠然とした不安感があった」(47.6%)、「わけもなく涙が出た」(44.0%)、「孤独感やプレッシャーで押し潰されそうだった」(41.6%)という人も多かった。
また、退院時の自身の状態について聞くと、5割近くの人が「回復しているとは(全く+あまり)言えない状態」と回答した。
産後退院した後の2カ月をどのように過ごしたのかを聞いたところ、半数以上の人が「実家で両親や親族のサポートを受けながら育児をしていた」(54.5%)と回答した一方で、2割近くの人が「自宅で一人で育児をしていた」(18.8%)ことが明らかに。そこで、産後育児で大変だったことを教えてもらったところ、1位「夜泣き」(68.8%)、2位「寝かしつけ」(60.1%)、3位「ミルク授乳」(47.0%)が上位に。
最後に、「産後母体の心身のケアをしながら、新生児の世話の指導などもサポートしてくれる産後ケア施設があれば利用したかったですか?」と質問したところ、6割超が「(非常に)利用したかった」と回答した。