「メンズタイムズ」は12月9日、「コロナ禍における20代のお金・貯金事情」に関する調査結果を発表した。調査期間は2021年11月24~29日、調査対象は全国20~29歳の就業者、有効回答は3,000人。
8割弱が「コロナ前より年収が下がった」
現在貯金をしている20代は78.3%。貯金額は、「50万円以下」が半数以上の54%を占め、次いで「101~300万円」が19%、「51~100万円」が14%、「301~500万円」が7%、「501万円以上」が6%と続いた。平均値は186万円。
コロナ前後で年収に変化はあったか聞くと、「あまり変わらない」が67.6%、「変化があった」が32.4%との結果に。「変化があった」と答えた人のうち、「年収が下がった」人は76.8%、減額の最高額は400万円で職業は自営業の「建設業」だった。他方、増額の最高額は200万円(3人)で、業種は「医療(医師)」「金融/証券/保険業」「建設業」だった。
コロナ前と現在の「月間」収入額を比較すると、コロナ前の中央値は17.0万円、現在の中央値は17.0万円。コロナ前の平均値は24.6万円、現在の平均値は21.6万円と、3万円減少した。月収平均値の減額が最も多い業種は「情報通信業」で10.5万円減、次いで「金融・証券・保険業」が9.3万円減、「建設業」が8.2万円減となった。
コロナ前後で変化があったお金の使い道を聞くと、増加したものは「食費」(49.3%)が最も多く、平均で1万8,152円増、最大で20万円増えた人もいた。同調査では、「食費が増加傾向にあるのは、デリバリーサービスの配達料なども含まれているかもしれない」と分析している。