カイコの繭糸、クモの糸、ミノムシの糸など、自然界には糸を生み出す生物がたくさん存在します。その強度は鉄鋼の数倍と言われており、そう簡単に切れるようなものではないのですが……、もしも糸が切れてしまったら、落下したり風に飛ばされてしまったりと大変なことに。

そこで……、もしもに備えてサナギにもこんな対策をとってみるのはいかがでしょうか?

こちらの柳葉さん(@dome3sakamoto)の投稿をご覧ください。

自分の糸を全く信用していないサナギ
(@dome3sakamotoより引用)

自身の糸の強度に慢心することなく安全を突き詰めた結果、安全ベルトを装着するとは。発想が面白いですし、そんなサナギの姿が可愛らしいですね。

この投稿に「これはおもろいw」「わろたw」「天才ですね」「最高に可愛い」といったコメントとともに、「安全帯ヨシ!」「2点がけヨシ!」「ご安全にッ!!!」といった掛け声まで登場。

また、「仮に糸が切れた場合、上下逆になるので細くなってる側が上に来てスッポ抜けるよね?」「このフックの位置…糸が切れて逆さにぷら~んってなった時抜け落ちるな」「糸切れたらハーネスを支点にひっくり返りそう」という声も。

そうならないようにと……、「フルハーネス」を推奨する人が続出。高所作業に携わる人たちによると、どうやら、2022年1月2日から「フルハーネス安全帯」が義務化されるとのこと。(6.75m以上の高さの場合)

それを踏まえて、「過去のヒヤリ事例を参考にしてる +20点」「腰より上の位置にフックかけてるプラス2兆点」「フルハーネス型じゃない-100点」「2丁掛けじゃない-10点」「カラビナにロックが付いてないんじゃ? -50点」などなど、コメント欄は採点合戦で盛り上がっていました。

さて、なぜこのようなイラストを描こうと思われたのか、投稿者の柳葉さんにお話をうかがったところ、「自分が幼少の頃から、たった2本の糸で体を支えているサナギを見て、いつも不安に感じていました。また、自分がサナギになったとしたら、絶対安全ベルトを付けたいと思い、このイラストを作りました」とのこと。

何ごとにも"絶対"ということはありません。みなさんもこのサナギを見習って、安全対策を怠ることのないよう気をつけてくださいね。