広島高速交通は、アストラムラインで2014年3月から運行してきた6000系のラッピングトラム「サンフレッチェ・トラム」について、置換えにともない11月27日をもって引退すると発表した。今後は新型車両7000系へのラッピングを準備・計画しているという。

  • アストラムライン6000系(第12編成)「サンフレッチェ・トラム」がラストランを迎える

「サンフレッチェ・トラム」は、エディオンスタジアム広島(最寄り駅は広域公園前駅)へ応援に行くサンフレッチェ広島サポーターのボルテージを高めるため、また試合日以外でも沿線利用者らにサンフレッチェ広島への興味や親しみを感じてもらうため、2014年シーズンのホーム開幕戦に合わせて運行開始した。6000系の第12編成を使用し、「弊社もサポーターの一員としてサンフレッチェ広島を応援する」との意味を込め、背番号12を背負ったラッピングを施している。

アストラムラインは現在、6000系の後継車両となる7000系の導入を進めており、2024年度までに全24編成を7000系に更新する予定。これにともない、6000系の第12編成「サンフレッチェ・トラム」も引退することになり、サンフレッチェ広島の2021年シーズンホーム最終戦(FC東京戦、14時キックオフ)が行われる11月27日を最終運行日とした。

当日の運行時刻も公開されており、広域公園前駅8時15分発・本通駅8時53分着の上り列車を皮切りに、終日にわたってアストラムラインの全区間を往復し、広域公園前駅23時26分発・本通駅0時13分着まで運行される予定。ただし、都合によりスケジュールを変更する場合がある。

  • アストラムラインの新型車両7000系

6000系の「サンフレッチェ・トラム」は11月27日の運行をもって引退となるが、サンフレッチェ広島の2022年シーズンに向け、新型車両7000系へのラッピングを準備・計画している。「来シーズン以降のサンフレッチェ・トラムにも、是非ご期待ください!」(広島高速交通)とのこと。