1990年代、女子高生の間で空前の大ブームを巻き起こしたルーズソックス。当時は、ミニスカートに長い長いルーズソックスを器用にたるませて履いた女子高生が街にあふれていた。

あれから約30年――。再び女子高生たちの間でルーズソックスがブームになっていることをご存じだろうか。そこで今回、「第一次ルーズソックス世代」と言える30~40代の女性マイナビニュース会員149名に、かつてのルーズソックスにまつわる思い出を聞いてみた。

どんな工夫をしていた?

質問:ルーズソックスを履くときにやっていた工夫などはありますか?

「洗濯すると縮んでしまうので辞書を入れて伸ばしていた」(41才/東京都)

  • イラスト:オオノマサフミ

「ソックタッチを使っていた」(43才/千葉県)
「よく付く糊とそうでない商品があり、友達同士情報交換していました。ただくしゃっとさせるのではなく、ひだひだ部分が均等にきれいになるように意識していました」(38才/埼玉県)
「タッチソックスをこまめに塗る。段をキレイに作ってきれいな三角形になるようにする」(45才/埼玉県)
「脚が一番細く見える位置を研究」(38才/大阪府)
「ソックタッチは必須で、しっかり塗らないと、くつしたの重みで外れるので、ソックタッチはすぐに使い切ってしまった。なくなると、液体のりを代用していた」(38才/神奈川県)
「ソックタッチが高いので、ヤマト糊を使っていた」(42才/東京都)
「ソックタッチというノリで止めてましたし、ダルダルさせたいのでペットボトルを突っ込んで伸ばしたりしていました」(38才/神奈川県)
「両面テープでおちないようにはる」(47才/東京都)

当時流行っていた履き方は…

質問:当時どのようなタイプのルーズソックスや履き方が流行っていましたか?

「スカートを短くして、ルーズソックスをふくらはぎぐらいから下にダブらせる」(38才/兵庫県)
「超ロングでくしゅくしゅに履く」(43才/千葉県)
「安室奈美恵さんみたいに、はいてました。一応、アムラーを意識して」(48才/埼玉県)
「ダルダルのが流行っていてダルダルであればあるほどかわいかった」(41才/東京都)
「ものすごく長くて厚みがあって段が多くてガンダムみたいながっちりした形になってタッチソックスが絶対に必要な履き方」(45才/埼玉県)
「ものすごく長い背丈ぐらいのものが流行っていた」(30才/大阪府)
「ロングタイプ2mくらいのを履いていました」(36才/神奈川県)
「最初のころは「くしゅくしゅソックス」と呼んでて、まだシンプルなギャザーのものだったけど、そのうちルーズソックスが流行り出すとどんどん巨大化していったな~」(46才/兵庫県)

流行の影にはさまざまな苦労も

質問:ルーズソックスを履くときの苦労や失敗談などはありますか?

「持ち物検査の時に、土に埋めてかくした」(42才/東京都)

  • イラスト:オオノマサフミ

「先生に見つかると怒られるので、部活の帰りに先生が居ない時に履いていた」(43才/千葉県)
「分厚いので洗濯した後乾きにくい」(41才/千葉県)
「タッチソックスを学校に持っていくのを忘れた時は頭真っ白で地獄で泣く泣く友人に貸してもらった。のりで足がかぶれたこともあった」(45才/埼玉県)
「ロングタイプはとにかく乾かない! 母はよく愚痴っていました笑」(36才/神奈川県)
「ルーズソックスの長さが決められており、あまりに長いと生活指導の先生に定規で長さを測られ没収されてしまうので、わざと靴の中にずり下げて長さをごまかし履いていた」(39才/北海道)

「靴下が枝に引っ掛かって転びそうになった」(47才/千葉県)

  • イラスト:オオノマサフミ

「分厚かったので夏はいていて汗もができてしまった、ルーズソックスの日焼け跡がついてしまった」(40才/東京都)
「冬はルーズソックスの下に普通のソックスを重ねばきしていた」(38才/兵庫県)   「高校生にしては、高い靴下だったので、少し、足指のところが穴が空きそうでも、はいてました」(46才/静岡県)


「今思えばどうしてそんなにこだわっていたか謎」といった声も多かった一方で、「今また流行しだして感慨深い」といった声も。最近のルーズソックス人気再燃を見て、青春時代を懐かしく思う人も多いようだ。

しかしながら、長いルーズソックスをひたすらにたるませる「第一次ルーズソックスブーム」とは違い、最近の流行は短めなのだそう。令和の「ルーズソックスブーム」も今後注目したい。

ルーズソックスについてのアンケート
調査時期: 2021年10月11日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 149人
調査方法: インターネットログイン式アンケート