キャリアデザインセンターは11月12日、「求人情報の見方」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は10月5日~19日、同社運営の転職サイト「女の転職type」会員の女性638名を対象に、Web上でのアンケート方式にて行われた。

  • 求人情報の内容をどの程度信じてる?

    求人情報の内容をどの程度信じてる?

「求人情報の内容をどの程度信じていますか?」と質問したところ、「7割」が最も多く25.4%。次いで「5割」が24.9%で続き、「5割以下」と答えた人は計37.3%という結果に。求人情報を信じていない理由を聞くと、「ネガティブなことは書かれていないと思う」(75.5%)、「都合のいいことだけ書かれていると思う」(60.2%)、「少し盛っていると思う」(58.0%)と続いた。

また、面接で求人情報の内容と違うと思ったことはあるか尋ねたところ、57.6%が「ある」と回答。実際に、「みなし残業外の残業代が出ない」「総務庶務だったのに、営業の電話もしていた」「『育児時短勤務あり』になっていたけど実際は1年働いている人が対象だった」「未経験歓迎とあったが実際は面接で、経験者の方が良いと言われた」といったエピソードが寄せられた。

  • 求人情報、まずは何から見る?

    求人情報、まずは何から見る?

続いて、求人情報を見る際、まず何から見るかを尋ねたところ、1位「仕事内容」(82.0%)、2位「給与」(65.8%)、3位「勤務地」(49.1%)という結果に。

また、求人情報のどの項目で「女性が活躍している職場」と判断するかを聞いたところ、「出産・育児をサポートする福利厚生」(50.9%)、「育児休業取得率」(50.0%)、「女性の平均継続勤務年数」(48.3%)が上位にあがり、「女性管理職割合」や「役員に占める女性の割合」などの役職に就く女性の割合を見るよりも、女性が長く働き続けるための制度が整っているかという点を見て、女性が活躍している会社と感じる人が多いことがわかった。