ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONSの片寄涼太が29日、都内で行われた初の著書『ラウンドトリップ 往復書簡』(10月29日発売)刊行記念囲み取材に出席。執筆に挑戦して書くことの楽しさを感じることができたと話し、作詞への意欲も語った。

  • GENERATIONSの片寄涼太

同作は、片寄をデビュー前からよく知る作詞家・小竹正人氏と片寄が、2人の出会いや懐かしい出来事、それぞれの家族の話や恋愛観・結婚観まで、互いに宛てた書簡集。撮り下ろしグラビア16ページも収録している。

片寄は「初めての書籍が発売ということで、とてもとてもうれしい気持ちです」と心境を告白。「執筆ということ自体も、ブログを書く程度で、初挑戦だったので、最初は言葉が出てくるのに時間がかかりましたが、だんだん慣れてきて、前書きを改めて書くときはすごくあっという間に書くことができて、書くことの難しさも感じましたが、楽しみも感じられるようなすごく貴重な経験でした」と話した。

次作への意欲を聞かれると、「書籍が出てうれしかったですし、書くこと自体も嫌いじゃないということに気づかされたので、フィクションなのかノンフィクションなのかわからないような小説に挑戦できたら楽しそうだなと。あとは、小説を書く方と往復小説みたいなものができても面白そうだなと妄想だけしています」と前向き。「ゆくゆくは賞をとったり?」と言われると、「やめてください、そんな。ここでそんな話されたらハードルが上がっちゃうだけなので」と笑い、「でも、何か続けていけたらなと思います」と話した。

作詞に挑戦したこともある片寄。「自分自身から出てくる言葉や、例えや比喩が、自分自身も驚くものもあったりして、こういう表現で歌詞や曲になればいいなと思うこともあったので、また作詞にも挑戦していきたいなと思っています」と今回執筆に挑戦したことで作詞への意欲も増したようだ。そして、「少しでもグループの支えになれるような作品作りに携われるように。今の時代は音楽が先にできて詞をあとに乗せることが多いですけど、逆に詞が先にあってそこから曲になるような作り方もグループの中で取り入れられたら楽しそうだなと思います」と語った。

取材会の前にGENERATIONSのメンバーにグループLINEで著書発売について報告し、数原龍友から「まだモテる気かよ」とだけ返ってきたことも明かした片寄。記者から、作詞でも活躍すると数原からまた「まだモテる気かよ」と言われるかもしれないと言われると、片寄は「また言われちゃいますね。『もうモテんでええやろ!』と強めに言われるかもしれないです」と返して笑いを誘った。