1980年代は映画界の巨匠たちが活躍し、名作が次々と誕生した時代です。今回、マイナビニュース会員520名に対し、「他人におすすめしたい80年代の洋画」をテーマにアンケートを実施。得票数が多かった作品をランキング形式でまとめながら紹介していきます。

Q.あなたが視聴して他人におすすめしたいと思った1980年代の洋画はありますか?

『はい』(66.3%)
『いいえ』(33.7%)

アンケート調査の結果、マイナビニュース会員のうち他人におすすめしたいと思った1980年代の洋画が「ある」と答えた人は66.3%と、7割近くいることがわかりました。具体的にどのような作品が並んでいるのでしょうか。さっそく、みていきましょう。

1980年代の洋画おすすめランキング

  • 1980年おすすめ洋画作品を紹介

    1980年代映画のおすすめ作品を紹介

1位『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年公開/14.8%)
2位『トップガン』(1986年公開/7.2%)
3位『ダイ・ハード』(1989年公開/5.8%)
4位『ターミネーター』(1985年公開/5.2%)
4位『E.T.』(1982年公開/5.2%)
4位『スタンド・バイ・ミー』(1987年公開/5.2%)
7位『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989年公開/4.3%)
8位『グーニーズ』(1985年公開/3.8%)
8位『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』(1989年公開/3.8%)
10位『ランボー』(1982年公開/3.5%)
11位『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』(1984年公開/3.2%)
11位『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年公開/3.2%)
11位『アンタッチャブル』(1987年公開/3.2%)
14位『ブレードランナー』(1982年公開/2.6%)
15位『レインマン』(1989年公開/2.0%)
15位『ストリート・オブ・ファイヤー』(1984年公開/2.0%)

1位『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

主人公である高校生のマーティ・マクフライが、科学者のエメット・ブラウン博士が愛車デロリアンを改造して作ったタイムマシンで、30年前の過去にタイムスリップするSFアドベンチャー。

出演/マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン、クリスピン・グローバー
監督/ロバート・ゼメキス
公開年/1985年

・「過去や未来に行け、ありえないストーリーが楽しい」(57歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「老若男女、安心して楽しめるから」(49歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「車がタイムマシンになるという奇抜なアイデアと、実の母親が自分に恋をしてしまうという展開」(61歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)
・「発想が面白いと思った。当時はタイムマシンという物が本当にあればどんなにわくわくするか考えただけでも面白かった。夢があったと思う作品だ」(59歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「これぞハリウッド映画というスケールの大きさと今でも楽しめる内容の面白さ」(39歳女性/銀行/営業関連)
・「ストーリーがめっちゃおもしろくて、引き込まれてしまうから」(53歳女性/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連)
・「あらすじ、内容がとてもおもしろかった。30年前にタイムスリップし、父、母の若い時代に自分もかかわる…その発想がおもしろい」(72歳男性/その他/その他・専業主婦等)

2位『トップガン』

上位1%のエリートパイロットたちのための養成機関であるアメリカ海軍戦闘機兵器学校、通称「トップガン」を舞台に繰り広げられる青春群像を描いた航空アクション映画。日米で興行成績1位を記録したほか、トム・クルーズをはじめとする多くの若手スターを輩出した。

出演/トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、バル・キルマー、アンソニー・エドワーズ
監督/トニー・スコット
公開年/1986年

・「主演のトム・クルーズ、米国戦闘機のドッグファイト、BGMなどアクション映画の最高峰でしょう。CD買いました」(66歳男性/銀行/事務・企画・経営関連)
・「とにかく最高です。一緒に自分も戦闘機に乗っている気分になったし音楽も良くてみんなで見るには最高です」(61歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「今までにないアメリカの軍事映画で、迫力あるシーンは何度見ても飽きないからおすすめです」(52歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「トム・クルーズがかっこよかった。士官学校の先生と生徒の恋のストーリーが熱くなれる」(60歳女性/その他/事務・企画・経営関連)
・「とにかくトム・クルーズがかっこよくて飛行シーンがめちゃくちゃリアルだった」(50歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「配役がいい。ストーリーがいい」(55歳男性/その他/その他・専業主婦等)

3位『ダイ・ハード』

クリスマスイブのロサンゼルスで、刑事マクレーンは別居中の妻に会うために、彼女が働く超高層ビルを訪れる。直後にテロリストがビルに侵入してフロアを占拠し、テロリストのリーダーは社員を人質にとって無記名債券を要求。マクレーンは1人で立ち向かうが……。

出演/ブルース・ウィリス、ボニー・ベデリア、ウィリアム・アザートン、アラン・リックマン
監督/ジョン・マクティアナン
公開年/1989年

・「何も考えずシンプルに楽しめる心温まるクリスマス映画だから」(28歳女性/専門店/販売・サービス関連)
・「ブルース・ウィリスのアクションが爽快で見ていて気持ちいい」(59歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「スリリングの中にも、クスッと笑えるシーンもあり最後まで飽きさせないストーリーだったから」(55歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「登場人物全員に気を配った、奇跡的脚本が素晴らしい」(62歳男性/その他電気・電子関連/技能工・運輸・設備関連)
・「ビルの中でのテロリストとの戦いのアクションがよかったから」(52歳男性/その他/その他・専業主婦等)

4位『ターミネーター』

1984年のロサンゼルスに未来から殺人サイボーグ「ターミネーター」がやってくる。その目的は、未来で勃発する機械VS人類の戦争において、人類の抵抗軍を率いるリーダー、ジョン・コナーの母親であるサラ・コナーの殺害にあった。ターミネーターの野望を阻止すべく、抵抗軍もサラの護衛を未来から送るが……。

出演/アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトン、ポール・ウィンフィールド
監督/ジェームズ・キャメロン
公開年/1985年

・「古くさくないし、今見ても斬新である!」(50歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「近い将来に実際に起こるかもしれないから」(53歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「未来の風景がうまく製作されていて魅力を感じた」(31歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/メカトロ関連技術職)
・「初めて見た時のスリルと恐怖感は、今でも忘れられません」(59歳男性/ガラス・化学・石油/営業関連)

4位『E.T.』

「E.T.」と名付けられた異星人と子どもたちの交流を描いたSFファンタジー。製作・監督はスティーヴン・スピルバーグが務め、「第55回 アカデミー賞」にて作曲賞や音響賞を受賞した。

出演/ディー・ウォーレス、ヘンリー・トーマス、ロバート・マクノートン、ドリュー・バリモア
監督/スティーブン・スピルバーグ
公開年/1982年

・「E.T.と少年の織りなすエピソードがとても秀逸だと思うから」(62歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「感動しました。家族で見るのにいい映画です」(47歳男性/官公庁/その他技術職)
・「とにかくほっこりできますね。心の奥深くからジーンとしてくる感じでしょうか」(52歳男性/ソフトウェア・情報処理/営業関連)
・「子どものころの純粋な思いがよみがえるようで感動的」(39歳女性/サービス/事務・企画・経営関連)

4位『スタンド・バイ・ミー』

オレゴン州の小さな田舎町に住む4人の少年たちが、死体探しの旅をする過程で自分自身と向き合い成長する姿を描いた青春ドラマ。

出演/ウィル・ウィートン、リバー・フェニックス、コリー・フェルドマン、ジェリー・オコンネル
監督/ロブ・ライナー
公開年/1987年

・「複雑な青春群像劇のようで、リアルな感じがする」(37歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「古き良きアメリカの生活が垣間見え、懐かしさを覚えるから」(50歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「少年時代の懐かしさが溢れまくっている映画なので。リバー・フェニックスが子供ながらカッコよすぎる」(57歳男性/専門コンサルタント/専門職関連)
・「音楽もめちゃめちゃ有名で名シーンにピッタリ」(44歳男性/食品/事務・企画・経営関連)

7位『ニュー・シネマ・パラダイス』

年老いた映写技師と映画好きな少年との心温まる交流が、シチリアの小さな村を舞台に描かれている。カンヌ映画祭審査員特別グランプリや、アカデミー外国語映画賞などを受賞している不朽の名作。

出演/フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、アントネラ・アッティーリ、エンツォ・カナバレ
監督/ジュゼッペ・トルナトーレ
公開年/1989年

・「幼いトトと映写技師アルフレードとの友情、エレナとの初恋、感動のラスト……。文句なしの名作だと思います」(90歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「エンニオ・モリコーネの音楽との調和。グッとくる小道具(アイテム)の使い方。とても繊細な演出で何度も見てしまう」(47歳男性/その他/クリエイティブ関連)
・「1人の少年の成長から、見た人それぞれが何か感じるところがひとつはあると思うから」(41歳女性/その他/その他・専業主婦等)

8位『グーニーズ』

田舎町に住むマイキーは、父親の作った借金のために自宅の立ち退きを迫られる。ある日、屋根裏で伝説の大海賊「片目のウィリー」が残した宝の地図を発見すると、いつもつるんでいる仲間「グーニーズ」と一緒に宝探しの旅に出るが……。

出演/ショーン・アスティン、ジョシュ・ブローリン、ジェフ・コーエン、コリー・フェルドマン
監督/リチャード・ドナー
公開年/1985年

・「冒険に憧れていた少年時代を思い出す」(45歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「夢とロマンとワクワクドキドキの全部がつまった最高傑作。小学生の頃に見て同世代な感じで親近感もあって、ただただいい思い出しかない!」(40歳女性/その他/その他・専業主婦等)

8位『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』

1985年に公開された『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の続編。過去から無事に現代に戻ったマーティだったが、次は自分の未来の危機を回避するために再びタイムスリップする。

出演/マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン、トーマス・F・ウィルソン
監督/ロバート・ゼメキス
公開年/1989年

・「第1作から内容や映像の迫力など、全てがパワーアップしている」(41歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
・「現在と未来と、いろいろな場面に伏線があって、それを見つけるのが楽しかった」(60歳男性/サービス/販売・サービス関連)

10位『ランボー』

ベトナム戦争時にグリーン・ベレーとして活躍していた男が、州兵や州警察と死闘を繰り広げる物語。ベトナム帰還兵のランボーはかつての戦友を訪ね、ワシントン州の田舎町を訪れる。だが、保安官のティーズルに目をつけられ、いわれのない「公務執行妨害」で逮捕されてしまう。

出演/シルベスター・スタローン、リチャード・クレンナ、ブライアン・デネヒー、デビッド・カルーソー
監督/テッド・コッチェフ
公開年/1982年

・「想像以上にラストが泣ける映画です」(61歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)

11位『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』

冒険家のインディ・ジョーンズは、上海のクラブでギャングと危険な取り引きを行っていたが失敗に終わり、相棒のショート・ラウンドらと共に、飛行機で脱出を図る。その後、インドの小さな村にたどり着いた一行は、村の長老からある秘宝を邪教集団から奪い返してほしいとの依頼を受ける。

出演/ハリソン・フォード、ケイト・キャプショー、キー・ホイ・クァン、アムリッシュ・プリ
監督/スティーブン・スピルバーグ
公開年/1984年

・「息もつかせぬアクションとユーモアが満載の映画です。舞台となる古代遺跡も不気味さ満点。そして、ハリソン・フォードさん演じるインディ・ジョーンズがとにかくかっこいい。冒険映画の中で一番好きな作品です」(49歳男性/その他/その他・専業主婦等)

11位『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』

映画『スター・ウォーズ』の旧3部作の完結編。究極兵器・デス・スターの再建設を目論む銀河帝国に対し、反乱軍はジェダイの騎士の血を受け継いだルークを中心として立ち向かう。第56回アカデミー賞の特別業績賞を受賞。

出演/マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アレック・ギネス
監督/リチャード・マーカンド
公開年/1983年

・「旧3部作サーガの完結編にふさわしい大作。成長したルークが一番のみどころだと思う」(31歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)

11位『アンタッチャブル』

1930年の禁酒法下にあったシカゴ。アル・カポネをボスとする犯罪組織は、酒の密造や外国からの密輸により莫大な利益をあげていた。特別捜査官のエリオットは、財務省捜査官たちのチーム「アンタッチャブル」を結成し、アル・カポネの逮捕に挑む。

出演/ケビン・コスナー、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア、チャールズ・マーティン・スミス
監督/ブライアン・デ・パルマ
公開年/1987年

・「マフィアに対し毅然とした正義を貫くスタイルがよかった」(69歳男性/その他/その他・専業主婦等)

14位『ブレードランナー』

人類が宇宙への移住を始めている近未来。人類は「レプリカント」と呼ばれるアンドロイドを製作し、未開の惑星で危険な作業に従事させていた。感情を持たないはずのレプリカントだが、人間たちと同じように自我が芽生え、反乱を起こす個体が現れ始めたことを受け、レプリカント専門の捜査官「ブレードランナー」のデッカードがレプリカントの追跡を開始する。

出演/ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング、エドワード・ジェームズ・オルモス
監督/リドリー・スコット
公開年/1982年

・「なにせかっこいい世界観。音楽もいい。ハリソン・フォードもルトガー・ハウアーも渋くていい。今見ても全然古くない」(51歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)

15位『レインマン』

高級外車ディーラーとして働くチャーリーのもとに、絶縁状態だった父の訃報が届く。遺産目当てに故郷に帰省するチャーリーだったが、300万ドルの遺産はすべて、存在すら知らなかった自閉症の兄・レイモンドにわたっており……。

出演/ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ、ジェラルド・R・モーレン、ルシンダ・ジェニー
監督/バリー・レビンソン
公開年/1989年

・「今の時代の多様性にマッチする」(54歳男性/不動産/営業関連)

15位『ストリート・オブ・ファイヤー』

人気ロック歌手・エレンは、地元での凱旋ライブ中にストリートギャングに拉致されてしまう。その事実を知ったかつての恋人・トムは、陸軍出身の女性兵士と協力し、エレンの救出へと向かうが……。

出演/マイケル・パレ、ダイアン・レイン、リック・モラニス、エイミー・マディガン
監督/ウォルター・ヒル
公開年/1984年

・「ダイアン・レインとマイケル・パレのコンビがベタなほどカッコよくて映画の中で流れるアウトロー的な歌詞の音楽がいつまでも頭の中に残ります」(54歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)

1980年代の洋画おすすめランキングのまとめ

マイナビニュース会員に他人におすすめしたい80年代の洋画を尋ねたところ、1位に輝いたのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(14.8%)でした。2位は『トップガン』(7.2%)、3位は『ダイ・ハード』(5.8%)、4位は『ターミネーター』(5.2%)、『E.T.』(5.2%)、『スタンド・バイ・ミー』(5.2%)が同時にランクインしています。

1位の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、改造車のデロリアンで過去にタイムスリップするという奇抜な発想と非現実さが話題に。男女問わずワクワクさせてくれるストーリーに惹き込まれます。

2位の『トップガン』は、主演のトム・クルーズのカッコよさと戦闘機のアクションが際立つ作品。映像とともに流れる爽快な音楽が記憶に残っている人も多いです。3位の『ダイ・ハード』は、ブルース・ウィリスの爽快なアクションと、クスッと笑えるユーモアで人気を博しました。以降、シリーズ化し、ブルース・ウィリスの出世作となっています。

4位の『ターミネーター』は、シリーズを通して迫力のある映像とシナリオに定評があります。アーノルド・シュワルツェネッガーの人気を決定づけた作品でもあり、シュワちゃんが醸し出す雰囲気に圧倒されたという声も目立ちました。

『E.T.』は、約1,000万ドルという低予算作品ながら、アメリカ国内だけで約3億ドルの興行収入を記録。当時の世界歴代興行収入1位の記録を更新するなど、巨匠、スティーヴン・スピルバーグの代表作品の一つとしてあげられています。

『スタンド・バイ・ミー』は、個性の異なる少年たちのひと夏の思い出とその成長を描いた作品。公開から30年以上経った今なお、青春映画の傑作として多くの人に愛されています。主演のリバー・フェニックスのブレイクのきっかけとなった作品でもあります。

そのほかにランクインした作品も、80年代という古さを感じさせない、色あせない魅力がつまった映画ばかりです。まだ見たことがない作品があるという人は、おうち時間を有効に使い、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

調査時期:2021年9月10日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計520人(男性355人、女性165人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート