GoodNeighborは10月19日、「トラブル経験者の体験談×事前行動×引越し」に関する実態調査の結果を発表した。同調査は9月9日~10日、隣人トラブルが原因で引越しをした経験がある全国の20代~60代の男女1,034人を対象に、インターネットで実施した。
引越しの原因になったのは、どのような近隣トラブルであったか尋ねたところ、「騒音(テレビや話し声、赤ん坊の泣き声、換気扇の音など)」(59.4%)が最も多く、「人間関係(無視される、嫌がらせ、のぞき見、怒鳴られるなど)」(34.2%)、「臭い(タバコやペットの糞尿、バーベキューなど」(17.7%)と続いた。
「マンション/アパート(以降、集合住宅と記載)」「一軒家」別で比較すると、集合住宅の場合には圧倒的に「騒音」(69.1%)が多い。しかし、「一軒家」の場合は「人間関係」(43.3%)、「騒音」(42.2%)、「臭い」(26.6%)と、その要因は分散している。
近隣との人間関係を良好にしておくことで、近隣トラブルを避けることができたと思うか聞くと、41.6%が「思う」「どちらかというと思う」と回答した。
「人間関係を良好にすることで、トラブルを避けることができたと思う」と回答した人にその理由を聞くと、「話し合いを落ち着いてできると思うから」(30代/女性/愛知県)、「普段から関わり合いがあれば、多少のことならお互いに言い合えるから」(40代/男性/北海道)などの声が寄せられた。
「人間関係を良好にしても、トラブルは避けられないと思う」と答えた人からは、「騒音は人間関係に関係ないから」(40代/女性/東京都)、「人間的に悪のある人だから相談するにも話にならない」(40代/女性/埼玉県)、「有名なクレーマーであり、誰が住んでもトラブルを繰り返しているから」(50代/男性/香川県)という声が集まった。
近隣トラブルで「引越し先」を考える際に近隣や隣人を調べたか尋ねると、48.3%が「近隣や隣人は気になったが、調べなかった」と答えた。17.1%は「自分または調査会社/専門家に依頼して調べた」と答えている。
「近隣や隣人をあまり気にせず、調べなかった」という人の理由としては、「隣人は、自分が引っ越した後に越して来たので、調べようがなかった」(60代/男性/東京都)、「アパートから、一軒家に引っ越せばある程度は解決すると考えました」(40代/男性/東京都)といったものだった。
「近隣や隣人は気になったが、調べなかった」人の理由は、「関係性が悪くなりたくない」(30代/女性/大阪府)、「マンションを購入する際に不動産屋に尋ねたがそんなにトラブったことはないと言われたから安心して購入してしまった」(50代/女性/埼玉県)、「マンションを所有すれば管理組合などが有り、安心だと考えたから」(60代/男性/神奈川県)などだった。
引越し後に隣人関係を良好にするために効果的だった行動について聞くと、「日頃のあいさつなどのコミュニケーション」(20代/男性/大阪府)、「どんな地域なのか?については調査出来るならやっといて損はないと思います!」(50代/男性/岡山県)、「引っ越し前と後の挨拶、日々の挨拶、マンションの規則を守る、など常識的な事」(60代/女性/千葉県)などのコメントが寄せられた。