テレビ東京系新ドラマ『じゃない方の彼女』(10月11日スタート 毎週月曜23:06~)のオンライン会見が7日に行われ、濱田岳、山下美月(乃木坂46)が登場した。

  • 左から濱田岳、山下美月

    左から濱田岳、山下美月

同作は秋元康が企画・原作を務める完全オリジナルドラマ。特別目立つことのない人生を送ってきた大学准教授の小谷雅也(濱田岳)は美人妻と子供に囲まれた何不自由ない日々を過ごすが、ある日を境に雅也が務める大学に通う女性・野々山怜子(山下美月)との偶然の出会いが連続し、互いに気になる存在に。天然魔性な怜子の言動につい心惹かれてしまい、道ならぬ恋の沼に落ちていく。

不倫コメディに挑んだ濱田は「コメディという銘打ったものは普段の作品よりもハードルの高さを感じているんですけど、かつ今回は不倫という言葉の持つネガティブなパワーが強すぎて、スタート時点からディスアドバンテージを背負っているような状態」と苦笑する。「僕は基本的に惑わされ、追い詰められの連続なので、受け身の状態でどう不倫という題材を扱っているドラマをコメディの方に持っていくか、毎日の課題です。思いやりを忘れないというか、なんでも笑いに変えてしまうバランスというか、不愉快に思っている人をちょっとでも笑顔にする、そんな気持ちを忘れないことは大事かなと思っています」と裏側の努力を明かした。

会見に欠席した妻役の小西からは「『ここまでやってもいいの?』というような、まさにコント状態の芝居と、その中に繊細な感情を織り込むというような部分を演じることが難しくもあり、楽しくもあり、監督の皆様と都度相談しながら演じさせていただいております」とコメントも。濱田は「僕がこのドラマをやる上で思ってるのは、(山下&小西の)2人が女性として美しく映ってくれるのが1番いいなということ。僕1人が苦しんでいて、それを滑稽に笑っていただけたら」と希望した。

また山下は「タブーとされているものだから、作品の中でしか味わえない非日常感というか。こんな修羅場な状況はなかなか経験しないだろうというシーンもたくさんあって、追い詰められた状況の時に出る雅也さんの行動だったりが本当にすごく面白い」と魅力を表す。「たぶん日本で1番追い詰められたときの行動が面白い人だと思ってるんです。 本当にそこが作品の魅力なのかな」と絶賛。濱田は「『家族で見れる不倫ドラマ』……言うのは勝手だよってちょっと思ってますけど」とぼやきつつ、「すごく高いハードルを与えてくれて、臨み甲斐のある作品だなと思ってます」と語った。