VSNは10⽉7⽇、「社外エンジニアに求める能⼒や期待値」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は5⽉28⽇〜6⽉1⽇、社外エンジニア(フリーラン、派遣社員)の採⽤を担当している企業の⼈事担当者900名を対象にインターネットで行われた。

  • 社外エンジニアの採⽤理由

    社外エンジニアの採⽤理由

社外エンジニアを採⽤する⽬的を聞いたところ、「⼈財不⾜解消のため」(53.7%)、「必要な⼈財を必要なタイミングで活⽤できるため」(45.3%)、「正社員として採⽤が難しい⾼い技術⼒をもった⼈財を採⽤できるため」(34.6%)が上位に。

また、社外エンジニアを採⽤して⽣まれた良い影響について教えてもらったところ、「⾃社にないノウハウやスキルを得ることができた」(44.7%)が最も多く、次いで「社外エンジニアの刺激により、メンバーの⼈財育成につながった」(36.3%)、「新しい発想が⽣まれるようになった」(35.4%)、「社内で⾒落としていた課題が抽出された」(34.4%)と続き、社外⼈財ならではの視点や経験によって、労働⼒以外にも多くのメリットを実感していることがわかった。

  • 社外エンジニアに求める能力

    社外エンジニアに求める能力

社外エンジニアに求める能⼒については、「⾃ら課題を⾒つけ解決策を提案できる『コンサルティング能⼒』」(コロナ前33.7%、コロナ後32.4%)がコロナ前後でも変わらず断トツのトップに。理由を聞くと、「これからのイノベーションの実現には必要な能⼒だから」「職場の潜在的な問題を『⾒える化』してそれを解消することが重要だから」といったコメントがあがった。

次に多かったのが「プロジェクト全体の進捗を統括する『プロジェクトマネジメント⼒』」(同17.1%、18.6%)。「⼈々の働き⽅やコロナストレスやリモートでの⾏き違いもあるため、⼈財⾯の調整や育成に⽬を向けて欲しい」「テレワークが主体になり積極的にメンバーをまとめ上げるマネジメント⼒が必要」など、コロナ禍によってテレワークが主流になったことに伴い、求める能⼒にも変化があったことがうかがえた。

  • 今後の採⽤意欲

    今後の採⽤意欲

次に、「今後も社外エンジニアを採⽤したいか」と質問したところ、約9割が「採⽤したい」(89.7%)と回答。正社員の採⽤がますます難しくなるなか、社外エンジニアの活⽤により思わぬ効果も得たという経験から、社外エンジニアへ対する採⽤意欲が⾼いことが明らかに。

また、副業・複業しているエンジニアの採⽤についても、約8割が「採⽤したい」(44.1%)「どちらかというと採⽤したい」(30.3%)と回答した。