「仮面ライダー」生誕50周年を記念して、白石和彌監督の指揮のもと製作が発表されていた『仮面ライダーBLACK SUN』の詳細情報が4日、公開された。

仮面ライダー生誕50周年を記念して、歴代仮面ライダーシリーズの中でも『仮面ライダー』(1971~1973年放送)への原点回帰をコンセプトとし、過酷な運命を背負った主人公の悲哀に満ちたストーリーが魅力的な人気作『仮面ライダーBLACK』を30年以上の時を経て新たに配信番組としてリメイクされる。本作の監督を務めるのは、『凶悪』や『孤狼の血 LEVEL2』などの大ヒット作品を数多く手掛けてきた白石和彌監督だ。

そして脚本を、『凶悪』や『ひとよ』など白石和彌監督作品を担ってきた高橋泉氏が手掛ける。

また仮面ライダーや怪人たちの魅力を最大限に引き出すビジュアルコンセプトは、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』などで監督を務め、『シン・ゴジラ』では日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞し、これまで『エヴァンゲリオン』シリーズなど数多くのヒット作品に携わってきた樋口真嗣氏が担当する。

また『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』や『ウルトラマンZ』、ウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマントリガー』など数多くの特撮作品を担ってきた田口清隆氏が特撮監督を務める。

高橋泉氏コメント

肉体的には強靭な強さを持った、BLACKや怪人たち。でも、怪人に改造されたことへの苦しみも見せる。そんな怪人たちの強さ、弱さ、儚さをドラマチックに描きつつ、やはり最高に格好いい、怪人たちの戦いを書いていきたいと思っています。是非、楽しみにしていてください。

樋口真嗣氏コメント

白石監督が『仮面ライダー』を手がけるという時点で、物凄いことになるんじゃないかと頭の中にどんどん妄想を膨らませています。私はこの作品のコンセプトビジュアルの担当として、怪人はなぜ生まれたのか、この世界が怪人のいる世界だったらどうなっていたか、ゼロから"改造人間や怪人"を見直して作品を作りあげていきたいと思っています。皆さんも是非期待していてください。

田口清隆氏コメント

今回特撮監督として『仮面ライダーBLACK SUN』に携われることを光栄に感じています。7歳の頃見ていた『仮面ライダーBLACK』で印象に残っている怪人たちのような、とにかくかっこいい造形を本作でも作りたいと思っています。本作はこれまでの『仮面ライダー』を尊重しながら、ある意味"殻を破って"作られている作品です。これまでに見たことがないものが出来上がりそうな予感がしているので、皆さんも楽しみにお待ちください。


さらに、『仮面ライダーBLACK SUN』公式サイトとTwitterが開設された。本作の解禁情報のほか、今後さまざまなコンテンツが追加されていくという。公式サイトでは、今回のメインスタッフ情報の解禁に伴い、白石監督、樋口真嗣氏、田口清隆氏による特別インタビューの様子を収めたスペシャルムービーおよび、記事コンテンツを公開。本作にかける思いや秘話が楽しめる内容となっている。

また、10月11日から11月29日において、クラウドファンディング「仮面ライダーBLACKSUN 応援プロジェクト」の実施が決定。本プロジェクト限定の「プロダクションノート」や「オンライントークショー」などを準備。ほかにも護流五無(ゴルゴム)の一員としてエキストラ参加ができる権利、さらに、『仮面ライダーBLACK』(1987~1988年放送)に敬意を表し「仮面ライダーBLACK テレビパワーDX変身ベルト」を用意。

さらに、2021年11月19日から21日にかけて、多種多様なフィギュアが集まり、豊富なブランド、作品の新商品がオンラインで楽しめる「TAMASHII NATION ONLINE 2021」が開催される。同イベントの最終日である21日に、本作のキャラクターデザインビジュアルを解禁することが決定。2021年11月21日10:00~10:55にイベントが行われ、その模様は「東映特撮 You Tube Of ficial」ほかイベントサイトにて配信予定。樋口真嗣氏、田口清隆氏、東映の白倉伸一郎氏が参加する。MCはオジンオズボーンの篠宮暁が務める。

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