コロナ禍を背景に広く一般化した、zoomなどを介したweb会議。注意点としてよくあがるのが「身だしなみや服装」「カメラの背景」「周囲の生活音」などでしょう。

  • web会議の落とし穴とは? ※画像はイメージ

ただ、そうしたマナー以外にも実は落とし穴があるようです。先日、金沢 容(@kanazawa_you)さんがTwitterで紹介した「やらかし」に大きな注目が集まっていました。その内容とは……。

ここ一ヶ月zoomのweb会議で、お疲れさまですの代わりに早口で「ゼウス」って言ってるんですけど、だんだん気が緩んできてかなりはっきりと神の名を口にしてしまい、今日ついに「ゼウスって言ってますか?」って言われたので、結構でかい声で「は?」って言って乗り切った。今度からは気をつけないと…
(@kanazawa_you)より引用

このツイートには、「バイト先で『了解です』を『4階です』っていつも言ってるんだよねって言ってきた元社員を思い出した」、「元バ先に『恐れ入ります、ありがとうございます』のことを『それいけアンパンマン』って言ってる人いたなあ」など、他の事例を紹介する読者が多数いました。

また、「体育会系あるある(笑)」「ほんまに草」「リモート会議にゼウス降臨」「『は?』で乗り切れる強さ、ほしい」と、金沢さんのスタイルを楽しみ、共感する声も多く寄せられています。

さらには、「ハシモトにご注意下さいはバレにくいです」「さっき使ってみたら意外といけた。『う』を小さめにするのが肝」というアドバイスや、「お疲れ様です→おつかれさぇす→おずぁえす→おぜうす→ぜうす」と変化の過程を解説するコメントもありました。

web会議がお手軽になった

大きな話題を呼んだこのツイートですが、やはりweb会議という状況がもたらした「気の緩み」が一つの要因かもしれません。

そのあたりの意識について、金沢さんに聞いてみました。

――リアルの会議と比較すると、web形式は緊張感がないと思いますか?

金沢さん: コロナ禍を理由に、web会議が積極的に取り入れられ始めた頃は、「何について会議するか、何時までやるか」が明確になっていたと思います。ただ、慣れからなのか、「とりあえず関係者を●時に集めてweb会議」というものも増えたかと思います。

――リアルでもそうですが、惰性のweb会議もあるかもしれませんね。ちなみに、web形式のメリットをどう考えていますか。

金沢さん: 対面式の会議と比較すると、移動がなく、会議中に他の業務を行うことも可能なので、web形式だと無駄が少ないことは変わらないと思います。

――確かに効率はよいですね。逆にデメリットは何でしょう。

金沢さん: オフラインゆえの弊害として、相手の感情の細かな機微を読み取れない、アイデアを発展させる時、例えば「0→1を創るような会議」には、やはり向いていないでしょう。

確認、報告、などワークフローが明示的に言語化されている業務では、オンライン=web会議に大きな利点を感じます、と指摘する金沢さんでした。

皆さんは、web会議をうまく活用できていますか?