どこにでもありそうな、「何気ない日常」にも実は衝撃のタネが潜んでいるかもしれません。散歩中に変なものを探すのが好きだという、マンガ家の秋野ひろさん(@16_akino)のツイートが「怖い」と反響を呼んでいます。

コインランドリーのイラストに一瞬すごいビビってしまった(@16_akinoより引用)

  • (@16_akinoより引用)

こちらが、秋野さんが見つけたというコインランドリーのイラスト。

これを秋野さん流にイメージしてイラスト化すると……

  • (@16_akinoより引用)

こんなにホラーな一枚に――

  • (@16_akinoより引用)

何気ないイラストと思いきや、この恐ろしさに気づいてしまった方も続出。リプライや引用リツイートでは、「怖すぎ」「魔界への入口がそんなところにあったとはw」「そうとしか見えない」など、意外なところに潜むホラーへの驚きや共感の声が多数寄せられてます。

ホラー映画『IT』の悪役・ペニーワイズが「Hi ジョージ」呼ぶシーンと掛けた、「Hi 女児?」というウィットに富んだコメントもありました。

なお女の子を魔界に引きずり込もうとするこのイラスト、本来は「女の子がシャツを両手で持ちあげている様子」のよう。言われてみると、シャツの両肩を持っているようにも見えるような……。

また秋野さんは、普通なら見逃してしまいそうな気づきを漫画化した「プロ散歩者」というシリーズもTwitterに投稿されており、散歩好きの方の共感を呼んでいます。

散歩好きじゃない人は「は????」ってなってもいいから散歩好きな人には伝わってほしいマンガ
こういうの探すのが一番楽しくない?
#プロ散歩者(@16_akinoより引用)

  • (@16_akinoより引用)

  • (@16_akinoより引用)

  • (@16_akinoより引用)

  • (@16_akinoより引用)

今回このツイートをした秋野ひろさんに、投稿の経緯や散歩の面白さについてうかがいました。

魔界に引きずり込むコインランドリーのイラスト、投稿者に聞いてみた

――街中にあっても、パッと見てそのまま見流しそうなイラストですが、気づいたきっかけはありますか?

よく通りかかるコインランドリーにある看板なので、これまで何度も見てきたのですが、先日なんとなく眺めていたら「違う見え方ができるな」と思いつきました。たぶん暇だったんだと思います。

――多くの方から「怖すぎる」といった声が挙がっていますね。

ちょっと違った解釈でイラストを見る人や、映画作品などのホラーシーンと関連づけて連想してくれる人が多くて面白いなと思っています。

とある方から「これ実は逆で、少女によってコインランドリーに押し込められた大人の末路です。少女の表情をみたらわかると思います」というリプライをいただき、面白い解釈だと感じました。

――今回の投稿や「プロ散歩者」の楽しさはどんなところにあるのでしょう?

散歩中に変なものを探すのが好きなんですが、それは加点法の楽しさがいいんだと思ってます。

散歩中は特に何も起こらないのが普通なので、その中でちょっと楽しめるものが見つかるだけで得した気分になれるんですよね。僕は貧乏性なせいでテーマパークとか映画館に行こうとすると「値段分楽しめなかったら嫌だな」と気構えてしまうんですが、散歩は見つけられた分だけ楽しさが加算されていくので大好きです。


ちょっとした面白さが積み上がっていく散歩の楽しさを表現した「プロ散歩者」。日頃同じような想像をしてしまう方は「あるある」と共感できるでしょうし、普段こういったことを気に留めない方は、「なるほど、そういう考え方があるのか!」という発見があるのではないでしょうか。

普段見過ごしてしまいそうなちょっとしたことに意識を向ければ、散歩がもっと楽しくなりそうですね。

秋野さんは、「プロ散歩者」のほかにも「寄り道日記」など、クスリと笑える日常を描いた漫画を多数投稿されています。ぜひTwitterやnoteでチェックしてみてください。