帝国データバンクは9月10日、「旅行会社の倒産や廃業」に関する調査結果を発表した。調査結果によると、2021年1~8月までに判明した旅行会社の倒産や廃業が累計136件に達している。
そして、旅行会社における倒産・廃業の動向は取り扱う旅行の種類や業態によって差があり、最も多いのは「旅行代理店」(74件)で、旅行会社の倒産・廃業全体のうち半数を占めている。
同社は「中小規模の旅行各社で今後の需要回復の希望や実感が持てず、自ら事業をたたむ『あきらめ型』の廃業や倒産の発生ペースはさらに速まる可能性が高い」とコメントする。