グローバルインフォメーションは8月26日より、市場調査レポート「電動自転車(e-Bike)の世界市場-業界分析と予測:2020年~2026年」(KBVResearch)の販売を開始。これによると、電動アシスト自転車の市場規模は、2020年から2026年の間のCAGR(年平均成長率)は11.2%で、2026年には732億米ドルに達するという。
電動アシスト自転車には、ペダル、内蔵の電気モーター、充電式バッテリーなど、推進力を高めるためのさまざまなコンポーネントが搭載されている。また、比較的高速で長距離を移動することが可能でありながら、電動スクーターなどに比べて安価であり、保険や免許も不要な移動手段であることからも、電動アシスト自転車は、オランダ、中国、インド、日本などの国々で新しいテクノロジーとして高い人気を得ている。
また同産業はまだ初期段階にあり、拡大の余地が多くあるという。高効率のバッテリーを開発したり優れた性能の車両を開発したりするために、様々な市場のプレーヤーが研究開発活動に資金を提供することで、電動アシスト自転車の採用は増加。さらにメーカーは、電動アシスト自転車を環境に優しい製品としてアピールするなど、さまざまなマーケティング戦略を採用。これらの製品は、大気汚染を低減するだけでなく、二酸化炭素排出量が少ないため温室効果を大幅に低減することができる。こうした点が、電動アシスト自転車の需要にプラスの影響を与えると考えられる。
その結果、電動アシスト自転車の市場規模は、2026年には732億米ドルに達すると予測される。