6.長門市初のクラフトビール店もオープン

  • 目印はこの大きな「湯」のネオン

湯上がりに飲みたいものといえば、……そう!シュワッと爽快なビールですよね。そんな美味しいビールが長門湯本温泉にある!と聞いたら、呑まないわけにはいきません。

「365+1 BEER(サンロクロクビール)」は夫婦揃ってビール好きという有賀さんが、2021年7月、オープンさせたクラフトビールのお店。営業日は、金曜と土曜のみ(15時から21時)。不定休なので事前にお店に連絡してから行くのがおすすめです。

味のある建物は、築60年の薬局兼タバコ屋さんをリノベーションしたもの。お店の前には、温泉街リニューアル前の公衆浴場「恩湯」のネオンの一部が掲げられ、フォトジェニックです。

  • 出来たてのビールを注いでくれる有賀さん

おすすめは、ホップがしっかり効いたフルーティーな香りのペールエール。このビールのスゴイところは、「あれ、フルーツビールだったかな?」というほど、後味がすっきり爽やか。女性におすすめの苦味が少ない飲みやすいビールです。

7.おしゃれに生まれ変わった山口県最古の名湯「恩湯」

  • 神秘的なオーラをまとった大浴場

続いて向かったのは、長門湯本温泉を代表する日帰り温泉施設「恩湯(おんとう)」。

ここは、まさに長門湯本温泉の“心臓部”と言っても過言ではない、大切な場所。開湯600年の歴史を持ち、一度入ると病みつきになる素晴らしい名湯です!

以前は風格ある木造建築の建物でしたが、再生プロジェクトの一環で、スタイリッシュに生まれ変わりました。

入浴時には湯船に浸かりながら、岩盤から湯が湧き出る風景を眺められます。源泉温度39℃のぬる湯は肌に柔らかく、ふわっと包み込まれるような泉質。ぬる湯好きにはたまりません。

<恩湯の基本情報>
住所:長門市深川湯本2265
定休日:毎月第3火曜(祝日の場合は営業)

  • 湯上がりに食べたくなる恩湯食のメニュー

次に向かったのは、「恩湯」から目と鼻の先にあるお食事処「恩湯食(おんとうしょく)」。こちらは、地元の鶏肉や野菜にこだわり、シンプルで気負わない味付けのメニューが揃います。

ここでぜひとも味わってほしいのが、さきほどご紹介したクラフトビール「365+1」とフライドチキンの黄金コンビ。カリッとサクサクのチキンを、ビールで流しのみ……!!この感動と充足感と言ったら、他ではなかなか味わうことができません。

<恩湯食の基本情報>
住所:長門市深川湯本2270-5  定休日:水曜

8.お母さんの笑顔に思わずほっこり♪新しいテイクアウトキッチン「A.side」

  • 優しい笑顔で迎えてくれる店長の荒川さん

「いらっしゃい!」おだやかな笑顔で迎えてくれるのは、「A.side」店長の荒川ますえさん。看板メニューは、熱々のプルコギと新鮮野菜がたっぷりピタパンですが、ピザトースト、手作りの白玉入りぜんざい、日置生まれの世界のジン……とさすが町の人気店。守備範囲の広さに驚きです!

山口大学リノベ部の学生さんがリノベーションしたという、手作り感あふれる建物もステキ。そぞろ歩きの途中で立ち寄れば、お腹も心もほっこりできそうです。

<A.sideの基本情報>
住所:長門市深川湯本1284
定休日:木曜・第2日曜・第4日曜

9.女性オーナーが焼く繊細でおいしい焼き鳥「焼鳥 さくら食堂」

  • 女性らしさが詰まった、おいしい鶏肉料理が人気

おしゃれなウッドデッキに、可愛らしいニワトリのイラストが目印の「さくら食堂」。

こちらのお店は、女性店長の青村桜子さんが焼き鳥を焼く姿が印象的。しゃきっとした姿勢で焼き鳥を焼く、青村さんの凛々しさと言ったら……!同性から見ても、惚れ惚れしてしまいます。

長州どりの焼き鳥は、種類豊富なラインナップ。コスパがよく、女性一人でも入りやすい、優しい空気感が漂っています。女性なら「こんな焼き鳥屋さんを待ってたよ~!」と言いたくなるはず。

<さくら食堂の基本情報>
住所:長門市深川湯本1272-6
定休日:木曜

10.幻想的な夜の温泉街をお散歩

  • 幻想的な光に包まれる紅葉の階段

観光客に人気のライトアップも、長門湯本温泉のこだわりの一つ。日が落ちると、竹林の階段や紅葉の階段などが、ぼんやりと温かみのある光に包まれ、ロマンチックな雰囲気になります。

また、22時の消灯に向けて徐々に暗くなっていくように、町全体を自動制御しているのも、全国でここだけだとか!夕食を食べた後は、ぜひ夜の温泉街も散策してみてください。

11.ツウなお土産がそろう「おとずれ堂」

  • 住民参加のワークショップで仕上げられた、温もりあふれる店内

旅の最後に「お土産を買うなら、ここ!」と教えてもらった「おとずれ堂」。建物は、築50年の古民家をリノベーション。千鳥マークのついた赤い暖簾をくぐると、中はおしゃれなお土産屋さんになっています。

長門湯本温泉のロゴ入り雑貨や、長門市湯谷の棚田米で作ったビスコッティ、日置のお米からできた発酵グラノーラなど、ご当地感たっぷり!おしゃれなものが迷うほどたくさんあるので、時間をたっぷりとってお出かけくださいね。

<おとずれ堂の基本情報>
住所:長門市深川湯本2321-1
定休日:火・水・木曜

<「長門湯本温泉」はまだまだ進化中!>
長門湯本温泉が目指すのは、全国の人気温泉ランキングトップ10入り!2020年は51位だったので、むしろ伸びしろしかありません。

センスの良いおしゃれなお店に、全身ツルツルになれる名湯、そしてフレンドリーなおもてなし。メジャーな温泉地に飽きたら、次はここ!今もなおスタイリッシュに進化し続ける、長門湯本温泉を旅してみてはいかがでしょう?