●1stアルバム『DIALOGUE+1』全曲紹介

●01. Sincere Grace
作詞・作曲:田淵智也/編曲:eba

飯塚麻結:
アルバムの1曲目のレコーディングが、最後の方だったので、どんな曲が来るんだろうと楽しみにしていました。私は最初「透明できれい」という12曲目の曲が1曲目になると勝手に思い込んでいたのですが、レコーディングのときに「Sincere Grace」が1曲目だと教えてもらったのを覚えています。すごく爽やかで、色で言えば“淡い緑”みたいな感じで、風が吹いている中、気持ちよく歌っているようなイメージの曲になっています。

村上まなつ:
イントロ部分に壮大な、何かの鳴き声みたいな音が入っていて、ちょっとジャングルみたいだなと思いました。いろいろな私達の表情が見られるアルバムの1曲目がジャングルみたいな壮大な曲というのは本当にピッタリだと思います。歌割りがデビュー曲の「はじめてのかくめい!」みたいに、内山、稗田、守屋、緒方、鷹村、宮原、飯塚、村上の順になっている点にも注目してほしいです。

●02. 人生イージー?
作詞・作曲:田淵智也/編曲:田中秀和(MONACA)
※2ndシングル/TVアニメ『弱キャラ友崎くん』OP主題歌

村上まなつ:
この曲は何と言ってもポジティブなところが私は大好きで、聴いているとめちゃめちゃ背中を押してもらえる曲だと思います。それが2曲目に入っているので、このアルバムを聴けば、初っ端から気持ちが明るくなって、元気になる気がすると思います。皆さんにもぜひこの曲を聴いて元気になってほしいです。

宮原颯希:
1曲目と色合いがガラッと変わるところは、私達の楽曲の幅として感じてもらえたらうれしいです。

●03. ドラマティックピース!!
作詞・作曲:田淵智也/編曲:フジファブリック

宮原颯希:
この曲は定期公演「フラフラ」の第3回目で初披露した曲なのですが、出だしから“ハッハッハッ”みたいな、今まで私達がやったことはないような掛け声が入っていたりする、カッコよさに振った曲になっています。途中でちょっと曲調というか、イメージが変わる曲なのですが、私達は声優ユニットとして活動しているので、そのあたりの表現力にも注目していただけたらと思います。

村上まなつ:
曲調が変わるところで言えば、私が内山さんに「いいよ!今のもう一回!」と言った後に、私の“鼻血を出す音”が入っているんですよ。もともとは狼の遠吠えだったんですけど、レコーディングのときに、すごくピッタリだからと言っていただいて変わったんです。狼の遠吠えも後ろでちょっと鳴っているので、そこもすごく聴いてほしいポイントです。

宮原颯希:
ライブでも楽しそうだったね。

村上まなつ:
ライブでも楽しいです(笑)。

鷹村彩花:
私の場合は、守屋さんが「Ya, shake shakeshakeshakeって感じの成長期」と言った後に、「来た!来た!来た!来た!ってバカにしないでよ、も〜」って返すのですが、最後の「も~」は、その次の緒方さんが歌っているところの裏でもずっと続いているんですよ。文面では「も~」しか書かれていませんが、いつもの鷹村さんがみんなにいじられているときの感じでお願いしますと言われて収録したので、鷹村彩花が拗ねている感じもあわせて聴いていただけるとうれしいです。

●04. 謎解きはキスのあとで
作詞:竹内サティフォ/作曲:ONIGAWARA/編曲:ONIGAWARA、伊藤翼

宮原颯希:
私と内山悠里菜がセンターボーカルの曲なのですが、収録自体はちょうど1年くらい前だったので、今あらためてCD化されることにビックリしました。ちょっと懐かしいサウンドで、昭和のポップス感があるのですが、私は懐メロとか好きなので、初めて聴いたときから、すごく歌いやすくて馴染みのある音楽だと思って、とても気に入っていた曲でした。ストーリー性のある歌詞なので、そのあたりも注目してほしいですし、収録が少し前ということで、ちょっと懐かしい私や内山の歌い方も楽しんでいただけたらうれしいです。

――あらためて聴いてみると、やはり違いはありますか?

宮原颯希:
全然違います!今だったら、こんなに真っ直ぐは歌わないと言うか、もう少し私らしさを出そうみたいな感じになると思うのですが、音源を聴いてみると、思っていた以上にストレートで、シンプルに歌っていると思いました。

――ライブでは傘を使ったダンスが印象的な曲ですよね

村上まなつ:
小道具を使うダンスはこの曲だけですね。傘の扱いにまだ慣れていない頃は、傘を開けるだけでも手こずったり。傘を閉じて回すところでは、どうしても傘が開いてしまうので、どうしたら開かなくなるかをみんなで一緒になって考えた、思い出深い曲でもあります。