鳥貴族ホールディングスの子会社であるTORIKI BURGERは、チキンバーガー専門店「TORIKI BURGER(トリキバーガー)」1号店となる大井町店(東京都品川区)を8月23日10時にオープンする。
コロナ禍で本業の「鳥貴族」は営業自粛や時短営業を余儀なくされた。そんな中、「感染症に強い業態を」ということでチキンバーガー専門店を出店することとなったという。
焼き鳥の専門店が運営するだけあってメニューはとことん鶏肉にこだわったラインナップとなっており、「トリキバーガー」や「焼き鳥バーガー」、「つくねチーズバーガー」などはもちろん、サイドメニューも「トリキプリン」や「エッグタルト」など鶏へのこだわりと強みが生かされている。
「焼き鳥バーガー」には焼き鳥専門店ならではのこだわり
取締役の冨砂正洋氏が「鶏肉をオーブンで焼き、焼き鳥のタレをベースに仕上げています。焼き鳥をそのままバンズに挟むことにもチャレンジしましたが、今回はバンズに合う味を新たに開発しました」と話す通り、メニュー開発にはこれまでのノウハウを生かすだけでなく「ハンバーガーとしてのおいしさ」にもこだわったそうだ。
さらにチキンや野菜だけでなくバンズに使用する小麦やサイドメニューの食材もすべて国産のものを使用している。
メニューは「価格で選ぶのではなく一番食べたいものを選んでほしい」という想いから、一律価格。ここにも全品一律価格の「鳥貴族」の精神が踏襲されており、セットメニューはすべて590円、単品はすべて390円だ。
7時~10時半までの間はモーニングで、すべてのセットが490円、単品は290円。「たまごロール」もしくは「あんバターロール」にドリンクがついた「コンビ」は単品価格の290円というからかなりお得な印象だ。
「トリキバーガーセット」を試食した。確かに価格に左右されずに8種類のセットの中から好きなものを選べるというのは想像以上にノンストレスだ。「今日はトリキバーガーセットで、次は違うのを頼もう!」という楽しみもある。
トリキバーガーはチキンがバンズから飛び出すほどのボリュームで、その迫力にまず驚いた。バンズが程よく柔らかいので食べづらさはなく、外はサクサク衣&中はほぐれやすく柔らかい。チキンのおいしさを堪能できるバーガーだ。
サイドメニューのポテトは、しっかりとイモの風味が感じられるのが特徴。ジャンク感は少なめでイモのおいしさをしっかりと味わうことができる。しかし、塩の粒が大きく程よい塩味もあり、どのハンバーガーチェーンのポテトとも違う新しいおいしさがあった。
エッグタルトはタルト生地部分が層になっておりサクサクと香ばしい。上の卵部分はプルプル食感でほんのりと優しい甘み! 卵本来の味を楽しむことができる。いずれの商品も素材そのもののおいしさが味わえる優しい味が特徴的だと感じた。
店舗は鳥貴族と同じ赤・黄色を使用しており、とても明るい気持ちになれる。ロゴマークにはよく見ると鳥貴族でおなじみの「トリッキーマーク」が! 現時点で2号店の予定は決まっていないものの、3年以内に直営店10~20店舗を目指すという。
1号店のオープンを記念して数量限定でロゴマーク入りのオリジナルトートバッグが販売される。さらに8月23日~25日の3日間限定でセット商品を注文した人にはオリジナル缶バッジがプレゼントされる。