俳優の北村匠海が主演を務める、映画『明け方の若者たち』(12月公開)の特報映像・ティザービジュアルが6日、公開された。
同作はウェブライター・カツセマサヒコのデビュー長編小説の実写化作。明大前で開かれた退屈な飲み会で出会った"彼女"(黒島結菜)に、一瞬で恋をした"僕"(北村匠海)は世界が"彼女"で満たされる一方で、社会人になり「こんなハズじゃなかった人生」に打ちのめされていく。
特報映像は「16文字から始まった、沼のような5年間」という北村のナレーションから始まり、「僕」(北村匠海)と「彼女」(黒島結菜)が過ごす日々が映し出される。「一目惚れとか初めてでさ」とベッドの上で唇を重ねようとして歯をぶつけてしまう初々しい様子や、噴水の前ではしゃいだり、「楽しいこと全部やっとかないと」と真冬に花火をしたり、会社の同期で親友の「尚人」(井上祐貴)と3人で夜明けまで飲み明かしたり、そんなかけがえのない幸せな日々を送っていた。しかし、「でも僕はわかっていた。いつか、この時間に終わりが来ることを……」という言葉と共に花火の火が消え、それまでの幸せな日々が一変することを予感させ映像は幕を閉じる。「僕」と「彼女」が過ごす“沼のような5年間”の行く末、そして「僕」の“わかっていた”という言葉の意味が気になる映像となっている。
同時に解禁されたティザービジュアルでは、人生のマジックアワーを駆け抜けるような「僕」「彼女」「尚人」の後ろ姿が鮮やかに描かれた。
(C)カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会