俳優の岡山天音と神尾楓珠が、22日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『緊急取調室』第4シリーズ(毎週木曜21:00~)第3話で、肉体と髪型を大幅に改造し“ボクサー役”で出演することが分かった。

左から神尾楓珠、岡山天音=テレビ朝日提供

神尾はバンタム級チャンピオン・加賀見光一郎を、岡山はそんな加賀美にタイトルマッチで挑む常に戦闘態勢の元不良少年ボクサー・石倉衆二を演じる。

約1カ月半前からトレーニングを開始した岡山は「ほかの作品の撮影が終わった後にジムに通い、毎夜、公園でシャドーボクシングをしたりしていました。時間を作ってはボクシングに浸る、かなり濃厚な日々を過ごしました」と語る。その結果、体脂肪率は5.5%減。トレーナーの先生も「岡山さんの減量幅は、7カ月かかるところを1カ月で達成した!」と驚いたという。また反骨精神が感じられる金髪も「かなりこだわってデザインした」と話し、「髪色を変えてから、一気に石倉のいる地点へ飛躍できた気がします」と役作りを明かした。

今作の出演については「長期にわたり愛されている人気作であり、歴戦の大先輩方と面と向かってお芝居ができる機会だったので、参加させていただけることが非常に楽しみでした。熟練の大先輩方ばかりの現場でしたが、皆様とても柔らかく丁寧に迎え入れてくださり、お芝居以外の場面でも先輩方の佇まいから学びを得ました」とコメント。凶暴性と少年院に入っていた過去から、週刊誌記者を殺害した容疑で任意同行されてしまう石倉は、本当に犯人なのか。

一方、ボクサー役初挑戦の神尾が演じるのは「大卒のプリンス」ともてはやされる清く正しい経歴と言動、そして現チャンピオンという実力をあわせ持つ加賀見。神尾もまた撮影の1カ月前から先生とのトレーニングを週1、2回、毎晩の腹筋メニューを実践し、プロテインを飲んで肉体改造に励んだ。「先生に食事メニューを送ったりして、身体の情報など、至るところまで見てもらっていたので、緊張感のある日々を過ごせました。プロのボクサーの方々は常にこの状態で身体作りをしているのかと思うと、とても尊敬します」と話し「体脂肪率は9.4%から7.0%まで変化して、自分でも驚きました」と成功を明かす。

そしてバッサリ断髪することで「似合わないと思っていた“短髪”に対する苦手意識はなくなりました!」と、精悍そのものといった姿に。

事件直前の怪しげな行動から有希子にマークされる加賀見。小日向文世演じる取調官・小石川春夫が加賀見のもとへ向かうが……。神尾は「小日向さんは僕が撮影中にセリフを噛んだとき、直々にアドバイスをくださり、とても勉強になりました!」と、大先輩・小日向との対峙シーンで刺激を受けたことを語った。