継続的に管理業務を改善していく「PDCA」サイクル。Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、​Action(改善)の頭文字を取った言葉ですが、「これなら回せそう!」というPDCAがTwitterで話題となっています。投稿者は、倉戸みと(@mitragyna)さんです。

【PDCA掛け軸】つくってみました。 たぶん社会人に大切なやつです。

セブンイレブンのネットプリントに 「40916113」と入力すると印刷できます。 (2021.7.11(日)まで)

※何枚印刷しても、私には1円も入らないシステムです。(@mitragynaより引用)

  • (@mitragynaより引用)

この「PDCA掛け軸」、「PDCA」という文字と鳥獣戯画風のウサギが描かれていますが、よくよく見ると、「P:パーッとやろう」「D:どうにでもなぁれ」「C:ちからつきた」「A:あきらめた」というフリガナが……ゆるすぎるPDCAが書かれた投稿に、「私の知ってるPDCAサイクルと違う(笑)」「このPDCAなら大歓迎」というコメントも。

そしてこの「PDCA掛け軸」、実際に作れるのです。セブンイレブン店頭にあるマルチコピー機にプリント予約番号「40916113」を入力すれば、簡単に素材がダウンロードできます。プリント料金は1枚60円で、7月11日まで印刷可能とのこと。

プリントして出てきたのが、A4サイズのこちらの用紙。

切り取って……ガイドライン通りに折って、ノリで貼って組み立てて……掛け軸の上下を丸めるのはコツがいりそうです。

こうして「PDCA掛け軸」の完成! サイズは縦が約20cm程度と可愛らしいサイズ。

Twitterでも実際に「ちょっと印刷してくる!」「作ってみた!」という声も上がっています。道具はノリと、ハサミもしくはカッターがあれば5分程度でできるので、昼休みなど休憩時間に手を動かせば気分転換にもなりそうです。

この「PDCA掛け軸」、作者の倉戸みとさんにお話を伺いました。

投稿者に聞いてみた

――ウサギのイラストもユニークな「PDCA掛け軸」、作られたきっかけをお教えください。

労働にうんざりしたときに見ることで、ちょっとした気分転換になったらと思い作りました。あまり張り詰め過ぎず、「ゆるい」気分を保つのが、ブラック企業で働くコツかもしれません。

――掛け軸の作り方のコツはありますか?

掛け軸の上下部分を丸めるときは、ペンなど細い筒状のものをあてながら丸めるとキレイにできるのでオススメです。

――丸める部分が上手くいかず、少し苦労しました……。こういった工作物のほかにもファンタジー風の創作物を作られている倉戸さん、この8月には『異世界転生者のための創作BOOK』も出版されます。この書籍の見どころは?

  • 『異世界転生者のための創作BOOK』(8月2日発売・日本文芸社刊)

100均グッズなど身近なもので、幻想的でカッコいいアイテムを作れるように工夫を重ねました。チラっと作り方の一部を載せただけの子供騙しではなく、20点超の掲載作品"全ての作り方を完全写真解説"した、本格仕様です。「夏休みの工作」から「本気のコスプレ」まで、創作にお役立て頂ければ幸いです。

  • 『異世界転生者のための創作BOOK』より


「PDCA」をきっちり回して仕事を改善していくことも大切ですが、「PDCA掛け軸」のゆるゆるなPDCAのように適度に息抜きしたほうが、仕事の効率があがるかもしれませんね。