キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は7月5日、マスクを着用していても顔認証が可能となったクラウド型テレワーク支援サービス「テレワークサポーター」の新バージョンを同日より提供開始したことを発表した。

  • (左)マスク有無の認証イメージとマスク着用時の異常検知イメージ/(右)マスク着用時の顔の角度と照度(照明不足、逆光)の認証イメージ

    (左)マスク有無の認証イメージとマスク着用時の異常検知イメージ/(右)マスク着用時の顔の角度と照度(照明不足、逆光)の認証イメージ

「テレワークサポーター」は、利用者のパソコン上のWebカメラ画像から本人を認証し、在席時間の計測や利用者以外の「のぞき込み」や「なりすまし」を検出し、情報漏洩リスクを抑止するとともに、テレワークの勤務時間を可視化するクラウド型テレワーク支援サービス。

新バージョンでは、精度と高速性を最適なバランスにした新しい機械学習の手法により認証精度が向上。マスクなどで顔の一部が隠れた状態での認証精度が向上したほか、従来は本人認証されないことがあったサブモニターでの作業や手元の資料確認でうつむいた状態など、さまざまな顔の向きでの認証精度が向上した。さらに、照明不足や逆光での認証精度も向上しているという。

これによりテレワーク環境下での常時本人認証を実現し、情報漏洩防止や適正な労務管理などの課題解決に貢献するとしている。

「テレワークサポーター」の価格は、5ユーザー年間ライセンスとして利用料が12万円、初期費用が 2万円(どちらも税別)