女優の水谷果穂が、11日に放送されるABCテレビ制作のドラマ『禍話』(23:00~※放送後、TVer、GYAO!、YouTubeで配信)で、地上波初主演を果たす。
今作の原案は、猟奇ユニット「FEAR飯」の語り担当・かぁなっき氏が集めた怖い話を、相槌担当・加藤よしき氏に語る同名のツイキャス『禍話』。2016年にスタート以来、累計90万回再生を誇る超人気怪談ネットラジオだ。ドラマ化にあたり、脚本は『ほんとにあった怖い話』メインライターの酒巻浩史氏、監督は『世にも奇妙な物語』などを手掛けた後藤庸介氏と最恐タッグが実現した。怪談話と現実世界が入り組む展開で視聴者に“最恐体験”を届ける。
主演の水谷が演じるのは、怖い話を生配信する「猟奇ユニットFEAR飯」の相槌担当・加藤よしの。語り手のかぁなっき役は、声優としても活躍中の入野自由が演じる。2人が生配信する“怖い話”が、怪奇現象を引き起こしていく。
そのほか、事故物件に潜入レポートする番組ADの由貴役に加藤小夏、ディレクターの森山幸太郎役に大水洋介(ラバーガール)、アイドルのモモコ役に秋山ゆずき、モモコのマネージャー役に、事故物件住みます芸人として知られる松原タニシが決定。番組を通して現れるセーラー服姿の少女“例の女”は中山莉子(私立恵比寿中学)、管理人役は希志真ロイ、不気味な兄妹役を、小日向流季と清井咲希が演じる。
怖い話は好きなほうだという水谷だが、「台本を読んでいたら“これはかなり怖いやつだ……”と感じて、途中で一回台本を置いたほどでした」と今作の怖さを語る。また、撮影のエピソードとして「とても楽しい現場でしたが、不思議なことも……。誰のものでもない硬貨がよく落ちていて、『どこから湧いてきたんだろうね』ってスタッフさんと話すことが何度かありましたね。あとは、とある部屋で撮影している時のこと。壁にかけてあった小さな絵が急にバンって落ちてきて、真下に落ちたら誰も居ないところに落ちるはずなのに、なぜか斜めに落ちて入野さんのメガネにぶつかって、そこからまた斜め方向にはじけて私の足元に飛んできたんです。入野さんやスタッフさんと『説明のできない動線で落ちてきた!』ってざわついたんですけど、不思議な体験でしたね。なんだったんだろう?」と恐怖体験に首を傾げる。
視聴者へ「テレビで放送ができるのかな? って思ったくらい怖い作品。そして、視聴者の方々も“体験”する巻き込み型の本格ホラー作品です。ぜひ『禍話』を観て、眠れない夜を過ごしてください(笑)」と呼びかけた。
入野は、ホラー作品を演じる難しさに不安を感じていたというが「ここ数年、いろんなことにチャレンジしたいと考えていて、これまで苦手意識のあったドラマなどの映像作品にも挑戦したいと思っていたところにお話をいただけたので、うれしかったです。しかも、後藤庸介監督、脚本の酒巻浩史さんとご一緒できるチャンスはそうそうないので、精一杯チャレンジしよう! と思いました」とオファーを受けた経緯を明かす。
また今作について「テレビ放送で出来る“限界値”まで攻めている作品なので、ホラー好きの方にはもれなく観て頂きたいですね。スタッフさんが今の時代にどんなホラー作品を提示したいかということを練りに練って作り込んでいるので、僕自身も“ホラー好きに挑戦”という思いもあります」とアピールした。