資産形成で人気を集めている投資信託は、投資の初心者でもなじみやすいのがメリット。毎月100円からと少額でも積み立てを開始できるので、無理なく始められるのも魅力的ですね。

投資信託を積み立てていくと将来いくらになるか、興味のある人もいるのではないでしょうか。この記事では、毎月3万円を年率3%で10年間積み立てるといくらになるかについて解説します。

  • ※画像はイメージ

毎月3万円を年率3%で運用すると10年後には?

投資信託のリターン・利回りは、年率3%程度が目安とされています。この条件で毎月3万円、10年にわたって積立・運用をすると、元本は360万円、運用で増える利益は59万2,243円、合計で419万2,243円となります。増加率は約16%です。

ただし投資信託で分配金が受け取ったり、換金して売却益が出たりした場合、20.315%の税金がかかることに注意が必要です。

節税したい場合はつみたてNISAやiDeCoで積立をしましょう。非課税となった利益を再び投資へ回すことで、さらなる利益も狙えます。

年利5%の場合ではどうなる?

年利3%よりもう少し積極的にリスクを取ると、年利5%の運用も不可能ではありません。この場合、合計金額は465万8,468円、利益は105万8,468円。元本は最終的に29%増加することになります。

5%の年利を望むなら、株式の割合が多めのファンドを選ぶことが必要です。

また直近10年は国内より海外のほうが成長率の高い傾向が続いたため、海外株式をメインにすることも必要かもしれません。

ただしあくまでこの10年はという話なので、将来どうなるかは予測できません。高いリターンを望む場合も、分散投資をしながら長期的に運用することが必要です。

初心者の資産形成に役立つファンドを選ぶには?

無数にあるファンドから、初心者の資産形成に役立つものを選ぶポイントは、以下のとおりです。

・購入手数料が0円(ノーロード)
・信託報酬は0.3%以下
・全世界へ分散投資ができる
・純資産は100億円以上

投資の初心者がファンドを選ぶときには、コストが低いこと、分散投資ができること、規模の大きいことを重視するのがおすすめです。

あとは各ファンドの運用実績を見て、最適なファンドを見つけてみてください。