アジャイルウェアは6月23日、「テレワークと業務報告等に関する調査」の結果を発表した。調査は6月10日、テレワークをしている20〜40代の会社員300件名を対象にインターネットで行われた。
テレワーク中、どのくらいの頻度で業務の進捗状況を報告しているか聞いたところ、「毎日1回」(36.3%)や「タスク管理ツール等でリアルタイムに共有」(20.3%)という人が多く、報告手段としては、「メール」(44.6%)、「チャット」(40.9%)、「タスク管理ツール」(35.1%)が上位に。
また、「業務報告でわずらわしいこと」をフリーコメントで教えてもらったところ、「タスク管理ツールに入力しているのに電話で聞かれるのがわずらわしい」「返信がないときに確認中なのか見ていないのかがわからない」「どこまで詳細に報告すべきか悩む」「主だって報告することがない時に、怠けていたと思われないか内容に困る」といった声が寄せられた。
続いて、テレワークでウソの報告をしたことがあるか尋ねたところ、「よくある」と「たまにある」が合わせて34.3%という結果に。どんなウソの報告をしたことがあるか尋ねたところ、「実際より作業に多く時間がかかったフリをした」(65.1%) が断トツのトップに。次いで「遅延している業務の進捗をごまかした」(22.3%)、「実際より作業に時間がかからなかったフリをした」(11.7%)、「完了してない業務を完了したと報告した」(9.7%)と続き、なぜウソの報告をするのか理由を聞くと、「仕事が増えても給料変わらない」「タスクを振られたくない」「昼寝しすぎた」といった理由が多くあがった。
テレワークで自分の働きぶりを上司が把握してくれているか不安に思うか尋ねたところ、47.7%が「(とても+やや)不安」と回答。具体的には、「テレワークだと見えない部分の評価がされない」「プロセスが評価されにくいのではないかと感じる」「真面目にやっていても、実は仕事怠けているのではないか、と疑われることが不安」「家庭との両立を把握してくれていない」「正直、サボっていても何も言われないので、スキル面で成長が無く、いざと言う時に対応できなさそう」とのこと。
そこで、テレワークで正当に評価されていると思うか尋ねると、45.8%が「(全く+あまり)思わない」と回答した。