• (左から)あいみょん、神木隆之介、仲野太賀、菅田将暉

そんな金井監督は、あいみょんの主題歌「愛を知るまでは」のスポット映像も撮影した。主人公らマクベスの行きつけで、有村架純演じる里穂子がバイトをしているファミリーレストラン「メイクシラーズ」を舞台に、売れない芸人たちの何気ない会話にあいみょんが耳をそばだてているうち、「愛を知るまでは」のタイトルを導き出す…という内容だ。

「もうほとんどアドリブで、すっごく撮影も楽しかったんですよ! 15秒と30秒のバージョンを作る予定だったんですけど、どうしても個人的に長いものもお届けしたいなと思って、勝手にロングバージョンも作りました(笑)。とにかくあの3人とやり合えるあいみょんさんのポテンシャルのすごさにみんな驚かされて。現場はビックリでした!」と舌を巻く。

15秒ver.は各SNSアカウントで公開され、30秒ver.は19日のドラマ最終回の放送前(※関東ローカル)と最終回の見逃し配信(「日テレ無料!(TADA)」「TVer」「GYAO!」)内でも配信。そして、2分半弱にもおよぶロングバージョンは、あいみょんのYouTubeチャンネルで26日21時59分まで公開される。

■最終回は「みなさんの期待に大いに応える」

そして、ついに迎える最終回。見どころを聞くと、「みなさんの期待を裏切ることなく、それに大いに応える形で最後まで見ていただける、納得のできる最終回になっていると思います。脚本家の傑物・金子茂樹氏が描く世界観の中で、達者な役者の怪物たちがどう動き、生きていくのか。堪能していただけたらなと思います。脚本を読んでいても大きな驚きがありましたし、このドラマらしい仕掛けもありますので、ぜひ皆さん見ていただければと思います。反響を楽しみにしています」と呼びかけた。

ドラマの登場人物たちとともに、役者、制作者、視聴者全員が同じ気持ちを共有し、“青春”を存分に味わうことができた作品。その”最後”を、一緒になって見届けたい。

●金井紘
早稲田大学卒業後、2006年にフジテレビジョン入社。『ガリレオ』『HERO』『信長協奏曲』『恋仲』『好きな人がいること』『グッド・ドクター』『コンフィデンスマンJP』などを手がけ、19年末に独立。フジ同期の藤野良太氏が代表を務めるstoryboardに参加し、ABEMAのドラマ『僕だけが17歳の世界で』『17.3 about a sex』や、日本テレビ系『コントが始まる』のほか、映画『Juvenilizm-青春主義-』『ボクと君』の監督を務める。