もともと赤の他人だった男女が結婚して「夫婦」になると、一緒に暮らしていくなかで色々な出来事があるもの。あなたは結婚相手に何を求めますか?

「結婚する前はそんなに重要と思ってなかったけど……」と、結婚してわかった“結婚相手の条件”を率直に明かした、てぃんくす(婚活天使)さん(@tinks2222)のツイートが話題になっています。

結婚する前はそんなに重要と思ってなかったけど、結婚してから超重要だと実感した私の結婚相手の条件は「否定してこない&責めてこない」です。一緒に生活してると、うっかりミスしたり変な間違いをしたりするけど、何をしても否定されない&責められない安心感は凄まじい。のびのび暮らせて心が穏やか。(@tinks2222より引用)

  • ※画像はイメージです

実際に結婚したからこそわかる、年収でも肩書でもない"結婚相手の条件"を綴った投稿です。

リプライや引用リツイートでは、「男女が入れ替わっても言えることなんだよな」「パートナーだけは、何があっても世界で一人だけでも自分の味方になってくれるだろう人を選びたい」という賛同の意見のほか、「結婚する前に読みたかった」「私もそんな人と結婚したかった……」と葛藤をうかがわせる声も。

また、「逆に私が旦那にしてないか心配になってきた……気をつけよう」「身につまされる」など、日ごろの自分自身の言動を振り返る人も多かったようです。

このツイートをした「てぃんくす(婚活天使)」さんに、投稿の経緯をうかがいました。

結婚相手の条件、投稿者に聞いてみた!

――投稿されたきっかけは?

その日の夜は私がお風呂を沸かしたので、夫に「お風呂沸いてるよ~!」と声をかけました。夫は準備してお風呂場に向かったんですが、すぐに帰ってきたんです。

――何があったんですか?

聞くとお湯が入ってなかったようで、実は私、浴槽の栓だけして満足して、給湯スイッチを押していなかったんです。

――夫さんの反応はどうだったのでしょう?

「ごめん!」と言ったのですが、夫は機嫌が悪くなるどころかニコニコしながら「そういうところが可愛いよね」と言っていました。

そのとき、「ああ、こういうときに『はあいい加減にしてくれよ』とか『こんなこともできないの』みたいに言う人もいるんだろうけど、私、夫にそういう嫌味っぽいことを言われたことないし、否定や責められたこともないな。だから、恐怖を感じたこともなくて、家庭はいつも安全地帯だな。これってすごく大切でありがたいことなんだろうな」と思い、ツイートしました。

――ツイートが大きな反響を呼んでいますね。

正直、驚いております。未婚の方、既婚の方、同じようなパートナーがいて共感してくださった方、違うタイプのパートナーがいて悩んでいらっしゃる方、自分自身について顧みている方など、様々な立場の方がそれぞれの視点から「それは大事だよね」とおっしゃっていて、「やっぱり大事なんだな」と再確認させてもらったような状況です。

夫は一番身近で一番大切な人なので、何度も何度も「否定しない&責めない」を意識して、お互いに安心できる関係性で今後も暮らしていきたいなと思っています。


パートナーが自分の存在をまるごと受け入れて肯定してくれる安心感って、「人生の基盤になる」といっても過言ではないほど大切なこと。実は筆者の夫もてぃんくす(婚活天使)さんの夫さん同様、「ダメ出し」をしない人です。

相手を受け入れるのが上手な人って、相手の人格に対する攻撃や否定を一切せず、「もうちょっと優しく言ってほしいな」など、「行為」や「行動」を焦点にします。

果たして自分はそれができているのか……身につまされるところですが、素敵な心構えや関係性は見習っていきたいですね。