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――『Once in a Blue Moon』の第2弾に出演することが決まったときの、お気持ちをお教えください。

こういうちょっと夢っぽいような凝った設定のある番組などがとても好きなので、すごく面白そうだなと感じましたし、こんな素晴らしい企画に誘っていただけたことがとてもうれしかったです。

――対談やコラボの相手に天月さんを選ばれたのは、なぜですか?

僕は中学生時代ボカロ曲がすごく好きで、それをカバーしている歌い手さんをよく聴いていたんですけど、その中に天月さんがいて……当時はちょうど荒(すさ)んでいた時期だったんですけど、歌声に癒やされていたんです。天月さんはそれからも上へ上へと駆け上られ続けている方ですし、しかも去年の9月には僕の「Myra」という曲をカバーしてくださったんですよ。高校生のときには「住む世界が違うな」と思っていた人が自分の曲をカバーしてくれて、しかもコメントまでくれたことがうれしくて。そんなタイミングで今回のお話をいただいたので、「これは運命かもしれない」と思ってお声がけさせていただきました。

――対談では、天月さんにどんなことを聞いてみたいですか?

カバー曲の動画を出すときに、どんなことに気をつけているのかを聞いてみたいです。あと、歌い手として一気に人気になったとき、どういう心境だったのかもお聞きしたいですね。

――ちょうど今のTaniさんに重なるような時期の、天月さんの心境を聞いてみたい、と。

はい。すごくタイムリーなことかなと思うので。やっぱりそういう時期って劣等感とか不安もあると思うんですけど、それをどう自分の中に落とし込んで、表現に変えていったのか……ということがすごく気になっています。

――Taniさんの単独インタビューはすでに撮影済みとお聞きしました。

めちゃくちゃ楽しかったです。学校を舞台に撮影していただきまして、そのなかでひとつ、”屋上でギターを弾く”という夢が叶ったんですよ。中学時代は音楽の先生の許可をもらって教室ではギターを弾いていたんですけど、屋上には入れない学校だったので、夢だったんですよね。

――それは、Taniさんがリクエストされたんですか?

それが、たまたまそういうシチュエーションを用意してくださっていたみたいだったので、驚きました。屋上でギターって、なんか青春感じますよね(笑)。今は少しスタイルが変わってきてはいますけど、僕の音楽の原点はアコースティックギターを弾き始めたことなので、久しぶりに当時の曲を弾くことで改めて存在の大きさを感じました。

■友人の動画投稿で「可能性あるかも」

――今回のスペシャルライブはTikTokとHuluで配信されますが、TaniさんはHuluに限らず動画配信サービスはご覧になりますか?

観ます! サブスクの配信動画も観ますし、TikTokも元々はずっと観る専門だったんですよ。あとはYouTubeも中高生ぐらいのときには、テレビよりも観ていた気がします。

――どういうコンテンツをご覧になりますか?

TikTokだと、落ち着くので料理とかASMRですね。YouTubeではスカイピースやFischer'sを観ていたような気がします。あと、最近は公式でMVやライブ映像がUPされていたりするじゃないですか? そういうものも、よく観ます。

――観る側から出る側になることには、不思議な感覚もありますか?

ありますね。当時は全然想像していなかったというか……「きっと無理だろうな」とどこかで思っていたのかもしれません。でも、WHITEBOXというアカペラグループを一緒にやっている友達が、動画を投稿したらすごく伸びて。それを見て「可能性あるかも」となって個人でも投稿を始めたので……不思議ですけど、面白さも感じますね。

――今後そういうソーシャルメディアを、どう活用していきたいと思われていますか?

ある程度は僕自身のやり方みたいなものを形作れたと思っているので、しばらくは現状のスタイルを続けると思います。でもどこかで絶対に変化みたいなものがあるとも思っているので、その都度適応できるような、先を読んでいける力は大事になってくるとも思うんですよ。それに対応して、また僕も変わっていきたいですね。

■天月-あまつき-コメント
まさか自分がこういった世代を超えたコラボに関わらせていただける日が来るとは夢にも思いませんでした。
音楽は誰かが流し、口ずさみ、そして長い時間愛され続けていく物なのでカバーさせていただけた事も、一緒に歌わせていただけた事もとても幸せな時間でした!
ありがとうございました。