アイドルグループ・A.B.C-Zの橋本良亮が単独初主演を務めるABCテレビ制作のドラマ『痴情の接吻』(ABCテレビ7月4日開始・毎週日曜23:25~、テレビ朝日7月3日開始・毎週土曜26:30~)のヒロインを、女優の中村ゆりかが務めることが1日、発表された。

  • 左から中村ゆりか、橋本良亮(C)ABCテレビ

原作は、雑誌プチコミック(小学館)連載中で、累計140万部(電子書籍を含む)を突破した如月ひいろ氏による同名漫画。読書が生きがいの同級生・柏木和華に片思いするハイスペック男・上条忍の、知的で甘くて“ちょっとエッチな”同居ラブストーリー。

数々のドラマや映画に出演し、大胆な悪女を演じた際には怪演ぶりが話題を呼んだ中村。今回挑戦するヒロイン・和華は、恋愛に全く興味がない「おひとりさま上手のツンデレ女子」。図書館司書として働く才女役だ。10年ぶりに再会し、突然同居を提案してきた上条を警戒するが、絶対的に“偏愛”され、全力で口説かれるうち徐々に心を開いていくのか……という恋模様が見どころとなる。

今作の鍵となるのが、谷崎潤一郎の名作小説『痴人の愛』。主人公の男が小悪魔的な少女に心を奪われ、破滅するまでを描いたこの小説が2人をつなげることに。『痴人の愛』をモチーフにした、官能小説のように耽美で刺激的でラブシーンに注目だ。

橋本と中村のコメントは以下の通り。

■橋本良亮

――中村の印象は。

お会いした時に、中村さんは本当に素敵な方だなと感じました。人見知りと聞いていたのですが、自分の意見を言う時はしっかりと相手の目を見て、これでもか!! というぐらい目力が凄かったので、自分をしっかり持っている方なんだなと思いました 。 マスク越しでも和華のイメージにぴったりな佇まいの方でした。役作りに前向きな方なので、これからさらに現場で切磋琢磨していける関係を、より一層築いていきたいですね。

■中村ゆりか

――橋本の印象は。

初めてお会いした時、声のトーンが柔らかくて素敵な印象を持ちました。冒頭のシーンで上条のモノローグがあるのですが、橋本さんが台詞を言葉にした際に、監督も上条に見えてきた! と仰っていました。

――出演が決まったときの心境は。

まずタイトルのインパクトに加え、ストーリーが刺激的で驚きました! 以前お世話になったスタッフの方々と、またご一緒させていただけるということでとても心強く、うれしかったです。

――原作を読んだ印象は。

とても色っぽい描写が多いので、照れてしまいました。とにかく上条の柔らかな佇まいと、女心をくすぐる甘さが本当に魅力的で、目が離せませんでした。

――今回演じる役どころは。

恋愛に興味がなく、何よりも本を愛している女の子です。最初は上条からのアプローチをさらっとかわしているのですが、まっすぐに好意を寄せてくれる姿に翻弄されていくところも楽しみにしていてください。

――視聴者へのメッセージを。

普段連想するラブストーリーから外れたどこか危うい感覚を皆さんにも感じてもらいたいです。スタッフ、共演者のみなさんと力を合わせて、素敵なドラマを届けられるように頑張ります。