2020年7月の九州豪雨で被災し、現在も運行休止が続いているくま川鉄道の復興を支援するため、クラウドファンディングを実施。募集期間は5月31日までとなっている。
くま川鉄道は利用者の8割が沿線の高校に通う通学生で、長年にわたり高校生の通学の足として地元に貢献してきた。しかし、豪雨の影響で鉄橋の流失や車両の浸水など、多大な被害を受け、いまなお全線運休となっている。
同社の復興を支援するクラウドファンディング(CF)は、「被災からまもなく1年 ~再び『人吉』に鉄道を~ 『くま川鉄道』復興支援プロジェクト」の名称で、CFサイト「idea market」にて実施。3月24日のプロジェクト開始から約2カ月で、目標金額(200万円)の268%にあたる536万円余りの寄付が寄せられた。
支援コースは4種類用意されており、この企画のために特別に制作した「鉄印帳」と、くま川鉄道全14駅の限定「鉄印」を含む1万円のコースが人気を集めているという。集まった資金は、CF手数料・返礼品制作費などを差し引いた上で、くま川鉄道に全額寄付される。寄付の募集は5月31日23時59分まで行われる。