女優の山田杏奈が主演を務める映画『ひらいて』(2021年秋公開)の特報&ティザービジュアルが24日、公開された。

  • 山田杏奈

    山田杏奈

同作は芥川賞作家・綿矢りさの小説の実写化作。恐れを知らない女子高生・木村愛(山田)は同じクラスの男子・たとえ(作間龍斗)に片思いしていたが、彼が糖尿病の持病を抱える陰気な少女・美雪(芋生悠)と交際していることを知ったことから、絡み合った三角関係が始まる。熱い恋心が勢いあまり、意中の彼の恋人にまで向けられる、エキセントリックでありながらも切実な純愛を描く。

公開されたのは、山田杏奈演じる木村愛の歪んだ恋心を捉えた特報映像と主要キャスト3人のティザービジュアル。特報映像では主人公・木村愛が、1年生の時からずっと好きだった片思いの相手・西村たとえに近づいて行く様子が捉えられる。授業中、彼の背中に熱い視線を送ったり、ノートや教科書の中にある“たとえ”の文字を指でなぞってしまうほどたとえへの気持ちが加速していく愛。しかしそんな愛はある日、彼に秘密の恋人・新藤美雪がいる事を知る。自分だけが彼の魅力を知っていると思っていた愛の恋心は暴走し始め、彼の恋人である美雪にまで近づき2人の関係を壊そうと企む。次第に2人との距離を縮めていく愛だったが、その関係は衝撃の展開へ。映像の最後には、愛をそっと抱き寄せるたとえの姿も収められた。「私のものになってくれないなら、嫌いでいい」と訴える愛の片思いの行方が気になる内容となっている。

ティザービジュアルでは、愛、たとえ、美雪それぞれが誰かを見つめるような哀愁漂う表情を浮かべている。そして「“たとえ”が好きー。」「彼には 秘密の恋人 がいたー。」「すべて手に入れたかった。だから、彼の恋人に近づいたー。」と愛の中で変わりゆく心情を表すコピーが添えられ、複雑に絡み合う三角関係を予感させる。