黒木華と柄本佑が出演する、映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(9月10日公開)の追加キャスト、主題歌情報、ポスタービジュアル、予告編が20日、公開された。

映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』

映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』

同作はTSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2018 準グランプリ受賞作品で、脚本・監督は堀江貴大が務める。少女漫画家・佐和子(黒木)の新作漫画のタイトルは「先生、私の隣に座っていただけませんか?」それは、結婚5年目になる佐和子の夫・俊夫(柄本)と編集者・千佳との不倫現場をリアルに描いたものだった。さらに物語は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へ急展開。完全な創作か妄想か、それとも夫の不貞に対する佐和子流の復讐なのか、恐怖と嫉妬に震える俊夫は、やがて現実と漫画の境界が曖昧になっていく。

追加キャストとして、佐和子が通う自動車教習所の先生役に金子大地、佐和子の担当編集者・千佳役に奈緒、さらに佐和子の母親役に風吹ジュンと、幅広い分野で活躍する実力派俳優陣が集結した。

予告編は結婚5年目を迎えた夫婦の穏やかな買い物シーンから始まった直後、「でも彼には別の女がいた」と夫・俊夫の不倫が明かされるところから始まる。新連載のテーマを「不倫」にするという妻・佐和子のセリフに平然を装う俊夫だったが、佐和子が描き始めた、現実そっくりの不倫漫画を読み進めていくうちに、日に日に追い詰められていく。「漫画だよ、漫画。フィクション!!」と自分に言い聞かせる俊夫だが、漫画には自動車教習所の若い先生と佐和子の笑いあうカットやキスするカットなど、秘めた関係の描写が次第にエスカレート。「佐和子も不倫をしているのか? 自分の不倫はバレているのか?」と慌てふためく俊夫の姿からは、どこかクスッと笑ってしまうコミカルな展開も垣間見ることが出来る。夫婦のウソとホンネが交錯する究極の心理戦は、観客を混乱の渦へと巻き込む予想もつかない展開となり、緊張感あふれる映像となっている。

予告と同時に解禁となった主題歌を担当するのは、今年4月にメジャーデビューし、2021年ブレイクアーティストとして注目されているシンガーソングライター・eill。予告編中盤からはeillの甘く切ない歌声で竹内まりやの名曲「プラスティック・ラブ」が歌い上げられる。同じく解禁となったポスタービジュアルは、冷静な顔でこちらを見つめる黒木と柄本の冷静な表情に加えて、アラタアキによる汗をかき焦った表情の柄本のイラストも。「その不倫、ぜんぶ描く。」という佐和子の決意を示すキャッチコピーも添えられた。

(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会